• 薄・谷開来事件の3大見所

    by  • July 30, 2012 • 日文文章 • 0 Comments

    何清漣 @HeQinglian 氏ブログ

    2011/07/30

    Translated by  Takeuchi Jun@Minya_J

    ① 薄・谷開来事件は刑事事件でせいぜい、”薄一家の誰が連座するか”程度の話。中国に「18回党大会を死守しよう」の標語横断幕が出現した… http://twishort.com/agpvt 

    「これは疑いなく、中南海のお偉方がこの事件をさっさと終わらせたいという事で、胡錦濤は色々な政敵にサインを送っているのだ。つまり「薄谷開事件は只の刑事事件で、せいぜい一家の誰が連座するか程度の話だ」と。(蛇足;谷開来は薄熙来夫人)

    ③ 胡の政治的ライバル達も、五月の京西賓馆での胡談話でとっくにそんなことは承知はしているが、まあ、長引くと何が起こるかわからないから、早期決着を望んでいるわけだ。

    ④この度の薄・谷開来裁判にはいくつかの見所がある。その1は、谷開と薄熙来は関係があるとして、どの程度なのか?最も薄熙来の政敵から望ましいのは「殺人の共犯」だ。これなら政治的復活への道は断たれる。が、どうやらこれは難しいらしい。

    ⑤そこで、夫人の名前の上にわざと「薄」の字をつけて、二人の関係を強調している(蛇足;中国は夫婦別姓)。最も重い罪の場合でも薄が事件後に知って妻を庇った罪で、軽ければせいぜい「家内の管理不行き届き」程度のもんだから。

    ⑥もし、中共がこの事件の政治的悪影響をとことん抑えたいのなら、「家内管理不行き届き」が一番ぴったりだ。これなら亭主は女房の悪事を知らなかった、と切り離して”政治的裁量”の余地がいっぱいある。

    ⑦そんなことが出来るかって?他の国ならいざ知らず、中国ではオッケーだ。かって毛沢東と江青。江青はポスト毛時代、文革の罪悪を一掃するとき”最大の党内反革命集団の頭目”だった。つまり毛は中国第一の反革命の家族だったわけ。

    ⑧でも、例によって中国人民の偉大な革命領袖は、「家内監督不行き届き」の責を負う事などなかったわけだし。

    ⑨ 問題は、今、中共をして「18回党大会を誓って死守せよ」とわざわざ全党と全軍に言わせる程の脅威を与えている勢力は本当にそんな結果を達成するほどのパワーを持っているのか否か、ということだ。

    ⑩ 幾ら最高当局が必至になって薄・谷開来事件は刑事事件で個別的な案件だ、なんて言ったって、この事件の政治性は骨絡み。どんな結果になったって薄一家の政治的命運とも、18回党大会の暗闘とも関連してくる。

    ⑪ 「薄・谷開来」(蛇足;つまり薄熙来夫婦)にがどんな罪に問われるかは、今現在の指導者の家族でおなじように大儲けしている他の連中がどうなるかにもかかわってきちゃうのだ。

    ⑫ ずっと気になってるのだけど、中共が政権について以来文革の時紅衛兵が「偉大な領袖毛主席を死を誓って守る」『中央文革を〜」なんてスローガン掲げたけど、未だかって「第N回党大会を死を誓って守る」なんてのはなかった。

    ⑫ 毛沢東が第9回大会で林彪と決戦をするときだって、「9回党大会を死んでも守る」なんて言わなかった。だから、今このスローガンを見て、一体何がそんなに「18回党大会」の脅威なのか、考えてしまうのだ。

    ⑬ 二つ目の見どころ。当局はこれから政府高官の家族が権力を利用して荒稼ぎするのをどうやって防ぐのかってこと。改革開放以来中国の高官と政商が結びつく一番穏やかな方法が”一家二制度”。

    ⑭ 高官の家族が全部商売上手ってわけじゃないけど、一家の主が権力を持ってれば、家族は「触れば金になる魔法の指」の持ち主になれた。中国は半分しか”市場化”されてない。半行政権力の下での不完全競争市場経済。

    ⑮で特徴は一方の端が権力で反対の端が市場ってこと。権力を現金化しようとおもったら、必ず市場に依拠。権力と市場の両端をしっかり握ってこそ、 あっというまに大金持ちになれるのだ。その最短コースが”一家二制度”だ。

    ⑯ つまり主人は役人、妻や兄弟は商売、なら血縁は友達とか同郷とか同窓、親友なんてのよりもっと頼りになる。はっきり言って中国高官の家庭は基本的にこの種の『一家二制度』である。

    ⑰ ここ数年、海外有名メディアがこの種の”紅色家族経営”について実名報道している。人民日報傘下の「人民論壇」は「2010年第4期の”中国新冨家族”ではおおっぴらに”紅色富豪”が中国の新カネモチの中心だと認めている。

    ⑱  これら商人の家族は大きな政治力と資本を持ち、出発点が最初から高く、簡単に社会的資源を獲得できる。多くは貿易、基礎、資源、エネルギーなどに関わり、不動産関係も多い。…権力の支えがなくて、”紅色家族”なんて呼ぶわけが無い。

    民主国家ではメディアが目を光らせているから簡単じゃないが、中国は党がメディアを支配してるから可能なのだ。参考迄に手口を。ネットの温ファンによると温家宝夫人の张培莉とその子温云松が会社経営。温が知らないうちに周りがやらせた、とされ。

    ⑳ 習近平の姉の夫の資産がブルームバーグ・ニュースで暴露されたが、これも同様に姉の事は習近平とは無関係、とかブルームバーグ報道はインチキだ、とかいわれてる。

    21) また李鵬前総理のお嬢様の有名な李小琳のように「自力でやったわよ」と堂堂と主張。彼女は「能力以外の資本はゼロだった」発言で有名だ。もし妻がもうちょっとタフなら「全部自分でやって、夫は無関係」と言えば薄はせいぜい家内監督不行き届き、で幕だったろう。

    22) 三番目の見どころは、薄熙来夫人の谷開来から出て行った60億ドルをどうやって追跡回収するか?これが最大の問題だ。大多数の政府高官が海外に口座を開き蓄財中だ。報道では夫人が送った60億㌦回収は裁判後に直面する問題、と。

    (23) アラブの春は2011年1月に始まり、2月1日のスイスの独裁者資産法に直面して、ベンアリやムバラク、カダフィら独裁者の資産は不運にも凍結され数年内に彼らがかって君臨した国家に返却される。

    (24) しかし、薄熙来夫人のカネはもしスイスにあるなら、返却を免れる。消息筋によると、スイスは中国を独裁国家でなく、集団指導体制とみて9政治局常任委員も独裁者に該当せず、と。まして政治局員で重慶党委書記の薄は独裁者にはあたらない。欧米銀行が頑張ってもすべてを把握するのは不可能。欧米銀が北京の”非独裁者の財産変換要求”にどう答えるかは前例の無い事であり、国内の高官連は薄熙来夫人の財産問題には滅多にない学習機会とばかりに興味津々なのである。

    当然、北京はまだ薄熙来夫人が英仏の友人の手で幾ら財産を持ち出したかは正式に明らかにしていない。外国メディアは内部消息筋の話として600億㌦とも、6億㌦とも、600万㌦という説まである。

    (28) 畢竟、9人の常任委員はみな同じ穴の狢であり、役人仲間の共同利益を考慮せねばならないわけだ。ただ、外国人の暗殺だけは薄熙来夫人の”独走”で、これは庇う必要はない。

    (29) だが、ひとたび中国政界に風雲の兆しが見えれば、たちまち国際メディアに諸説乱舞、18回大会を脅かすに至るほど。

    氏ブログ《3大見所》(29) しかし、最後にもしそれが「某同志がその妻の違法犯罪行為に気がつかなかっただけ」なったら、どうやって輝ける党の歴史にこの話を記載するのだろう?(終)原文は→ http://heqinglian.net/?p=2253 ;  http://ow.ly/cEIuJ  。拙訳御免。

    (原载BBC·点评中国,2012年7月30日,http://www.bbc.co.uk/zhongwen/simp/focus_on_china/2012/07/120730_cr_gukailai.shtml

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