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未来の中国がすがる道ー政府と公民の関係ーを考える(その2)

Posted on July 2, 2013July 4, 2013 By 何清涟 1 Comment on 未来の中国がすがる道ー政府と公民の関係ーを考える(その2)

何清漣氏 @HeQinglian

July 2, 2013

全文日本語概訳/Minya_J Takeuchi Jun

http://twishort.com/KN3dc
2013.7.4

最近ネット上でいわくありげに流されたニュースは「今年の後半に広東省で政治改革が行われる」というものだった。主な内容は県級指導者(爺注;中国の県は『郡』ぐらい)を直接選挙する。その選挙の自分達の陣容は自分達で作れる、というもの。この夢物語が本当になったら中国の県級政治はどうなるかな、と考える。

中国の村級選挙の経験や、華西村、南街村の経験は村の状態を決定するのはその政府の性質だけではなく、その住民の素質にもよることを世人に気がつかせたのだ。(爺注;江蘇省無錫市華西村、河南省・南街村はともに、改革開放後に中国有数の豊かな村になった。前者は「天下第一村」と豪語し、後者は「毛沢東主義」を唱える”赤色億元村”として有名。zh.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%8E%E8%A5%BF%E6%9D%91 zh.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E8%A1%97%E6%9D%91)

《中国人の眼中の神話;ベルギーの無政府状態18か月》

かって「中共政府が暴力を使わなければ、24時間も持たない」と党の元老が密かに発言したことがあるが、ベルギーは2010年6月の国政選挙から政府が難産で無政府状態で541日にわたって「無政府状態」だったという中国人には想像もつかない話を紹介しよう。

「中共が無ければ天下大乱になる」という中国人の”共通認識”からみると、ベルギーの無政府状態18ヶ月間にはなぜ無茶苦茶なことがおきなかったか?ベルギー人は自分達の強大な文明力を世界に示したのだった。この間如何なる社会動乱もなく普段同様に通勤し、旅行し、バカンスを過ごし、娯楽を楽しんだのだった。外国メディアは「列車なんか政府が有ったときより正確に運行した」と冗談を言う程だった。

この現象に対してのベルギー内外のウォッチャーの意見は概ね一致した。

第一にベルギー国内の4層になった行政組織で、連邦レベルの政府が無くても、各地域、省、都市に政府がある。この中央と地方の分権モデルは地方政府が経済文化、教育に決定権を持ち、社会の正常な運営を保証した。

第二には安定した公務員システムで、政治のレベルで連邦政府部内が「アタマのない八岐大蛇」状態でも公務員は粛々と日常業務をこなした。

第三に文化要素でベルギー人は社会秩序を尊重し職責を果たし、この結果無政府状態時期にも安定した基礎的保障を実現した。

自国の国民性をちゃんと理解している中国人なら、誰も「ベルギー人がやれたことなら、自分達もやれる」などとは決しておもわないだろうと私は確信する。不思議なのは中国人考え方に強い政府コンプレックスと無政府コンプレックスが共存していることで、思考する時にどっちがでてくるかをみてみよう。

《中国はいまだに”毛沢東”の影響下を行ったり来たりするしている》

先に『中国人の無政府主義コンプレックスは何処から来たか?ー政府と公民の関係ーを考える(その1)』で述べたが、中国は何千年もの間、政府との関係では「ガマン」ー「反抗」ー「失敗」又は「成功」で交替、また「ガマン」…というサイクルの繰り返しだった。歴史のどの王朝時代も、中華民国も中華人民共和国もみなこれ。現在はまた「ガマン」ー「反抗」の中間にある。

一部の人々は中国も民主主義を作らねばと思ってるが、しかし現在それよりもっと多いのは100年前の無政府主義者(つまり中共の前身)である。この歴史のサイクルは個人の意思ではどうすることもできない中国文化と関係がある。人はつまり文化の蓄積であり、リーダーであろうと普通ひとだろうがそういうものなのだから。

20世紀の五四運動前後(1919)に無政府主義思潮が流行し、その後、その無政府主義者の多くが共産党の領袖になった。当時、全国には無政府主義団体が50は下らなかったし、各種刊行物も80種以上あり中国の革命思想と話題の核心となっていた。中共第一回大会(1921年7月23日 )前後の50人以上の党員中、20人以上がかって無政府主義の影響を受けていた。例えば李大钊、陈独秀、毛泽东、瞿秋白、周恩来、 彭湃、恽代英等である。

毛沢東は入党前に自分が編集していた『湘江評論』の第一号、第二号で無政府主義が強権に反対する観点をPRしていた。周恩来は1919年天津で覚悟社を設立したがこれは無政府主義者の小さな団体であった。これらの無政府主義信奉者達はインテリかその卵で、当時の社会では多くが社会の中心から外れた位置にいた。その中の代表的人物の毛沢東、周恩来の人生の軌跡をみると、自分達が外れた位置に居た時、一切の政府を憎んでいた。

そして、自分達が力を結集できたときには暴力の力「鉄砲から政権が産まれる」を信奉し、権力を奪ってからは国家を一つの階級が別の階級を圧迫する暴力装置とみなした。つまり在野だろうが権力にあろうが、法をもって律するということを軽視したことに変わりはない。毛沢東の場合、自分ではマルクスと秦始皇帝を併せたように言っていたが、終生、無政府主義思想の影響を脱しなかった。

晩年には「自分には虎の性と猿の性があって、猿が多く虎が少ない」と言っていた。猿、とは天宮を大いに荒し回った孫悟空のことである。毛沢東は孫悟空の反逆精神と性格を受け継ぎ、規則や権威は彼の目には嘲笑の対象、あるいはひっくり返すべき対象ですらあった。文革中にエドガー・スノーに「和尚打傘,無法無天(無法で恐れを知らない.無茶苦茶やる)奴」と自慢げに話している。

毛沢東は1949年に旧世界を消滅させたあと、ずっと自分の部下達がつくった新世界が気に入らず、不断に各種の運動を始めて、最後に「無産階級専政下の継続革命」と称して自らが建国以来の秩序をぶちこわし「一切をひっくり返」した。つまり中国にとってみれば、毛沢東は「世を去った指導者」や「中国の偉大な領袖」であるだけでなく、彼こそは「中国の息子」、つまり中国流れ者文化・任侠文化の集大成を一身にあつめた民族の魂の具現なのだ。

毛は草莽から身を起こし、梁山泊の仲間を呼び集め、朝廷を攻め落とし、「彼、取って代わるべし」(爺注;項羽が始皇帝をみて言った言葉)を実現し、群臣を睥睨した。劉邦や朱元璋から洪秀全、孫文に至る成功者の各種の特徴を一身に体現しているのだ。

今日、毛沢東を懐かしむ中国人はその社会的地位によって色々な理由がある。

社会の底辺層は「くっぱぐれのない鉄釜のメシ時代」で無能も有能も同様に扱われた「結果の平等」時代が懐かしい。権力の辺境に追いやられた階層が毛沢東を懐かしむのは、大いに天宮をさわがし一切をひっくり返した気迫と魅力が自分達の願望にピッタリだからだし、今、政治的に高い地位にいる連中は臣下を心から敬服させ平伏させた毛沢東の帝王術や、庶民百姓が万歳万歳と歓呼の声で拝跪してくれる姿にあこがれる、というわけだ。

この『毛沢東』に今日の中国人が感じる深い意義を理解してこそ初めて、華西村、南街村という二つの農村が支える中国文化や、薄熙来がかって洋務路線から毛路線に鞍替えした奥の手、なぜ習近平がトップになった途端に毛信奉者に変わったかがわかる。

中国人が精神上、この『毛沢東』の文化現象によって生み出された現象と徹底的に決別しない限り、西側民主社会の自立、自尊、自らを重んじる市民精神は育たず、中国は「同じ歴史のサイクル繰り返し」から抜け出す事はできないだろう。

《現代中国;良い教科書が憲政同様に大切だ》

スノーデン事件を通じて私が発見した最も単純な罵声は「天下の鴉はみな黒い(「どうせ皆ワルイヤツ」)」と「西側の3権分立嘘っぱち」、ちょっとマシなのが「権力を信じないでしっかり監督しろ」「絶対的権力は絶対に腐敗するんだよ」と米国人に対する忠告だった。

ネットに「防壁の長城」をつくり、政治と国際政治について中共党史とマルクス・エンゲルス教科書、(まあ、それに中央テレビ、環球時報)、経済的知識ときたらマルクス・エンゲルス政治経済学からしか得てないこれらの人々が、インターネット、Facebook、ツィッターを産んだ国が一体どんなお国ぶりなのか全く知らないまま、逆に、現代民主政治の発祥の地が200年前からとっくに普及を開始していた政治学の常識で、逆に相手国民を教導しようという夜郎自大な、井の中の蛙の態度はまったく滑稽だ。

だから、私は中国はほんとにまともな一冊の政治学教科書が必要だなあ、とおもう。中味は市民の権利だけでなく、市民の責任も含まれねばならず、自由と法治をはっきり区別し、個人と集団の境界線と関係を主に述べた内容のものが。

一冊の教科書が中国人にどれほど大事かって?かって「経済学」を著し、何百万何千万の学生に影響を与えたサミュエルソンは教科書の大切さについて、憲法と同様に大事だ、として「この国の大学の(経済学)教科書は私が書いたから、憲法と法律については誰かが書いてくれ」と述べたものだ。

もし現代の中国の政治基礎、多くの人々が毛沢東コンプレックスから離脱できないまま、中国にジャスミン革命が起きたら、エジプトやシリアより更に悲惨なことになるだろう。そんな日が来る前に、国内の有識者諸氏はできるだけ常識が普及する様な教育を少しでもしてほしい。それが未来の中国社会の構築にたいする慈善的な行為なのである。(終)

拙訳御免。
原文はvoachineseblog.com/heqinglian/2013/06/government-and-citizen-part2/
何清漣氏のこれまでの日本語訳はこちらに;heqinglian.net/japanese/

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日文文章 Tags:何清漣, 政府と公民の関係, 毛沢東, 猿の性

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Comment (1) on “未来の中国がすがる道ー政府と公民の関係ーを考える(その2)”

  1. ブルガリ 時計 says:
    July 24, 2013 at 09:56

    Hello just wanted to give you a quick heads up. The text in your post seem to be running off the screen in Firefox. I’m not sure if this is a formatting issue or something to do with browser compatibility but I figured I’d post to let you know. The design and style look great though! Hope you get the problem resolved soon. Cheers ブルガリ 時計 http://www.tokeiorijinaruja.biz/ブルガリ-japan-4.html

    Reply

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