• 米国政府閉鎖の中国の反響

    by  • October 10, 2013 • 日文文章 • 0 Comments

    何清漣氏 @HeQinglian

    2013年10月07日
    全文日本語概訳/Minya_J Takeuchi Jun

    http://twishort.com/pybec

    2013年10月09日

    米国政府の閉鎖は米国にとって大事件であるだけでなく、中国でも大きな論議を呼びおこしました。ここ何年来何度も米国政府は「財政の崖淵」にあって、中国の政府系メディアは「それそれ倒れろ、倒れろ」と期待してきました。そして今、その待ちに待った日がやって来てさまざまな冷笑や嘲罵が一気に吹き出しました。しかし、民間と非政府系商業メディアの反応は完全に政府の期待を裏切るものでした。なかには有頂天になっている政府メディアとっては興ざめするものでした。

    《政府が閉鎖されないのは良い事じゃない!》

    米国政府閉鎖の数日前、官製メディアは他人の不幸は鴨の味とばかり以下の様な調子でニュースを流しました。そして「政府は人類社会に一日たりとも欠かせない」と強調することも忘れませんでした。

    人民ネット;「米国の安全保障局長は「政府閉鎖はテロリストに乗じる隙を与える、と語った」。
    環球ネットはミーハーに「米国政府閉鎖の影響でホワイトハウスのコックも臨時休暇のためオバマ大統領はサンドイッチを持参」と報道。
    鳳凰財経は中国政府が一番聞きたがっていた話を載せました。「米国政府の閉鎖により、外国との談判や制裁もできなくなった。米国ホワイトハウススポークスマンは4日、記者に「米国国家機関は資金欠乏の為職責を果たせなくなりその中には米国財政部外国資産監督管理局も含まれ、イラン、シリアへの制裁を服務国際制裁問題も含まれる」。この微簿上の発言の真の意味は「世界のボス気取りの米国が遂に閉鎖になった」だから「中国の人権がどうだとか、アジア地区の中国の進出を防ぐとかもう言えねえだろうし、東南アジア諸国でももう米国に頼ろうとしなくなって、言う事をへいへいときいてばかりはいないだろう」ということでしょう。

    でも、もう中国もかってのような鎖国時代ではありません。中国のインテリも昔の様に『参考情報』に好き勝手に踊らされる”呉下の阿蒙”ではありません。微簿のおおくの簡単明瞭な書き込みで、ブロガー達がこの問題の消息通たちだということがわかります。

    この事件で徐さんは「米国政府の長期閉鎖のニュースは広まっているが、官製メディアはさらにオットピンでも飲んだ様に張り切ってる。米国政府が度々閉鎖されるのは貧乏だからではなく、お金の使い方に国会という足かせがあって、日がな孫のように人様の顔色をうかがっているからだ。中国政府には永遠に「閉鎖」はない。その理由は湯水の様にカネが使えるだけではなく、いくら使おうとも「人民代表大会」というのが賛成してくれるからだ。だから我々は正道を歩んでおり、彼らは邪道なのだ」と中国政府を風刺しました

    華夏連播は「我等の政府は閉鎖できるか?」と題して、「米国政府は金欠で閉鎖したが、我が政府は大丈夫か?」と問いかけ「当然有りうる。しかし我等の政府は金欠で閉鎖はありえない。なぜなら我々はそのような政府に対する厳重な監督制度を持たないから」「だからあまり中国人は得意にならないほうがいい。政府が閉鎖出来ない、というのはいいことではないのだ」と。

    さらに多くのネット友たちは米政府が閉鎖されても米国人の生活に影響がないこと、人々がやるべきことをやっていることは米国の弱さではなく逆に米国の制度の実力と優越性を示すもので、また米国人民の資質を表しているとみています。多くの人々が「もし某国の政府が閉鎖されたらどんなことがおきるだろうか?」と。また「中国も米国のように政府機関を閉めて、警察や城管役人を数日やすませたら、どうなるだろう?」と揶揄していました。

    中国人は子供の時から「共産党がなければ新中国は無い」と繰り返し叩き込まれているし、必要とあらば中共のマスコミ機関が「中共の指導が無ければ中国は大乱になって、何千万のも人が死ぬどえらいことになる」ともしょっちゅう言われているのでいま、なんと誰かが「政府が閉鎖されないのはいい事じゃない」などと言い出したら、その影響は様々な刺激を各方面に与えてしまい、これっぽっちの批判すらも許さない中国政府としてはこうした話がひろがることはガマンできたものではないでしょう。

    《目覚めた人々が民主主義教育を国民にほどこす》

    中国政府は「多数党の政権交替」「三権分立」「両院制度」の「5つのやらないこと」の原則を確立して後、毎回米国大統領選挙や台湾の選挙に対して、巨額の浪費だといいつのっており、米国議会の争いも、それみたことか、それにくらべて我が中共高層部は意見が一致していてああした責任のなすりあいをしないから我々の制度こそが素晴らしいのだ、と強調するのが常です。ですから、今回の国会と政府閉鎖でおきている今の現象は、米国政治制度にいささかの理解をもった少なからぬ人達が民主制度が専政制度に勝る点をきっちりと指摘し始めたといえるでしょう。

    《●1 分権制度が専政濫権より優れている》

    丁咚はその「米国政府閉鎖で社会はなぜ同様しないのか?」で「米国国会は民意の代表機関であり、連邦政府に対してバランサーの役割を果たす。だから国会が立法権と予算審議権を持ち、経費の合理的支出と、権力の乱用と腐敗をチェックできる。米国国会が連邦予算問題で決定的な力は『超強力で必要な責任のなすり合い力』で、これは『飾り物のなんでも賛成国会』などの1万倍ぐらい良いものだ。およそ権力の分散・平衡態勢を持たない国家は、政府が権力を乱用して役人が汚職に走り、その結果、行政のコストはあがり、効率は低下して社会が不公平で道徳が地に落ちるなどマイナスの要素がおおい。之に対し国会が政府を見張ってる社会は時に行政が滞り、経済的損失を蒙るような騒ぎもおきるのだが、その蒙る損害の大きさとなるともうそれは比べるも愚かなほどであり、後者のそれは前者のそれに比較したらほとんど無視してもよいていどのものである。
    丁咚はさらに適切にも、「国が城管(*中国独特の都市の小役人)がなくなっても、あるいは政府が閉鎖されてもまったく乱れる事が無いならば、あの厖大な維持費をもってなんでも受け持っている政府、大量の人員と物力、財力に頼って治安維持を行っている国家は学ぶ所がありはしないか?とのべています。

    《●2政府が金を使い過ぎたら閉鎖せざるをえない事》

    網易は「米国政府の閉鎖;金の使い過ぎは即ち閉鎖」というテーマを掲げました。これはずっと中国人が理解し得なかった問題、つまり、権利が先か権力が先かという問題をこの機に考え方を整理しようというものです。当然、「米国における」という前提です。その方法は伝統的な政治概念(*中国の?という意味か)をつかわず、米国のそれは契約原理に基づいている、といいいます。民衆は自分の部分的権利を政府に譲渡し、それは消費者と生産者のような関係であるとしており、(筆者はここをはっきりさせたかったのでしょう)この比喩は権力の「合法性の来源」(*中共独裁の合理化の根拠は「日本の侵略を倒し、民族を救ったのは共産党だから、という理由で、しっかり教育してある。)は無視してよろしい、と中国人にわからせるためでしょう。

    例えば「米国では、政府は一種の社会に対する管理の”商品”を販売するにすぎなくて、毎回の選挙で消費者に選択させる。大統領は当選後、自分の政府がひとつの「商品」としてその「定価」もまた双方が合意した事で値段がつけられる。 政府は「商品」の作り手として、コストを計算して国会に予算を要求する。議員は民衆を代表してその商品を評価して、かかる費用が多過ぎた場合は「買わない」ことを選挙民は選ぶ事ができる。今回の閉鎖原因はオバマ政府が予算超過で国会は憲法と法律に依って与えられた権力を行使した」といった内容でした。

    中国では政府側がずっと「政府の批判を許さず」論を掲げており、当局が誰かを「政府誹謗罪」だと認めるや、その人を逮捕します。政府がお金を使いたければ札を刷って税金を増やせばよろしい。そして対外的には絶対政府の予算案にさからうようなことはしない民意を代表する「人民代表大会」があると宣伝します。網易のテーマの裏には「政府権力は、金を使う権力を含み、それは契約で金を使い過ぎたら閉鎖すべし」という意味が隠れています。

    情報が軽々と飛び交うインターネット時代、費用を惜しまず世論と思想をコントロールしようとする中国政府といえども情報とその解釈の権利を独占する事はできません。この度の中国官製メディアが長年待ち望んだ米国政府の閉鎖は、本来は「専政は民主制に勝る」と大宣伝する絶好の機会であったのですが、上述したような言論がでてくるようでは、多くの官製メディアもこれ以上、中共に不利になりそうな”連想”を広めないようにするためには、いささかその熱の入れ具合を低めに抑えざるを得ないでしょう。(終)

    拙訳御免。
    原文は「美国政府关门的中国反响」
    www.voachinese.com/content/heqinglian-blog-us-shutdown-20131007/1764581.html

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