• 全国のセックス業界手入れ;周虎退治の最終段階

    by  • February 23, 2014 • 日文文章 • 0 Comments

    何清漣

    2014年02月19日

    全文日本語概訳/Minya_J Takeuchi Jun

    http://twishort.com/9DNec

    2014年02月20日
    中国のセックス産業関係業者が生き延びる為には絶対に暗黒街と公安系統の「保護の傘」の下にはいらないといけません。北京やった今回の全国的なピンク業 界退治は”セックス産業”東莞を皮切りに、本来はこれで道徳的な高みにあがり、同時に公安系統を”きれいに”することを狙ったものでした。

    ただ民意がすでに「政府の主張には皆反対」の域に達していたことと、この数年の「底辺神聖」という民衆の気分があって「セックス業界がんぱれ!」といっ た世論が起き、国内外のメディアの注意をひきつけ、北京は世論戦で後手に回ってしまいました。この情況にくわえて周永康(*失脚したといわれる中共中央の 前高官)の消息がさっぱり発表されない為に各種の推測憶測が乱れ飛び、海外では少なからぬ論者が習近平が”虎”(*大物腐敗分子)をやっつけようとした が、強大な抵抗にあって途中で止める羽目になったとかいう説が産まれました。

    この種の情況は”中南海占星術”の必然的な産物です。以前に、政治が不透明なソ連で”クレムリン占星術”というのがありましたが、中国でいえば「中南海占星術」なのです。

    《ピンク退治の目標は”保護の傘”潰し》

    北京の共産党高層が全国でセックス業界を手入れする本当の目的はミエミエです。中国のピンク産業はかならず暗黒街と結びその背後には公安系統の保護の傘 があります。国家公安部の2月17日の発表では東莞では業者を一掃するだけでなく、経営者や黒幕の保護者をやっつけ、同時に広東は東莞公安局の主要指導者 とその他の関連の責任者の法的責任を追及するとあります。東莞副市長兼公安局長の厳小康と8人の派出所長が東莞の性産業の”傘”でした。

    東莞だけの話、といったところで全国どこでも一緒なのですから、「保護の傘」をやっつけるというのは当然、全国範囲で広がって行きます、つまりこれは公 安系統の”ガラガラポン”なのです。丁度折のよいことに中央紀律委のサイトが18日に海南省副省長の冀文林が重大な規律違反の容疑をうけ組織的に調査され ていると発表しました。環球時報は同日、冀文林の経歴は普通ではなく、ウマ年の反腐敗の幕が開いた」と特にその経歴に注意を促しました。

    人民ネットに同日発表された経歴は、やはり「周永康一派」で、周が1998年国土資源部長、党組書記になったとき冀文林は国土資源部事務長の幹部にな り、その後、周にくっついて四川省や公安部に異動しました。周永康の子飼いの徒党といえるでしょう。周永康のキャリアは石油系統からはじまり、国土資源 部、四川省等の舵取りをつとめ最後の10年は公安部門のボスで、政法委の書記で政治局常務委員となり中国の最有力実権者の1人でした。薄熙来が倒れてから の北京官界の動向をみれば北京の反腐敗の矛先は石油系統と四川に狙いを定めていて、公安系統は李東升がたおされました。しかし今回の全国的なセックス業界 取締りはそれに関連する背後の公安系統の役人にむけられています。セックス業界退治は習近平の周永康打倒の戦の最終段階ともいえます。

    セックス業界退治の後、零落するのはネット民の注目を集める「女の子達」ばかりではなく、重点は背後の「保護の傘」連です。周永康がかって主管していた 三大系統の役人はいま一斉に中央紀律委に報告され、その罪名の中には少なくとも「徒党を組んで私利をはかる」とか「腐敗官僚を抜擢した」(うかつにも見逃 した、賄賂で昇進させた)とか、公安系統がピンク業界から賄賂をもらってたのを見て見ぬ振りをした等で、これらはたしかに無くは無かったし、周の長年の官 界での航跡の集積でもあります。周永康の擁護者としてもせいぜい中国式の反問として「だって、中国の官界は全部こうじゃないの?誰が誰より腐敗してるなん てこといったって…」としかいえません。

    《「周打倒」はずっと習近平の予定表にあった》

    実は私がおもうに、周永康を倒すというのはずっと予定にあって、周はとっくに「煮られたアヒル」状態で逃げ出せず、ただいかに料理するかと言う問題だっ たとおもいます。最近起きた事を時間順にみてみましょう。「財経」メディアを主管する胡舒立は「中国で一番危険な女」と言われて、その旗下のメディア報道 は基本的には政府がやろうとしていることの”予告”とみなされます。そのデンでいけば財新ネットの言葉と事実はどちらも世界の注目をあつめます。

    例えば「周道第一期」という番組名の”周”は当然、その報道の主役である周浜の父、周永康で、「第一期」というのはあきらかに死傷者にこれは始まりに過 ぎず、クライマックスはまだ先だ、という意味です。「中石油と四川系列」はつまり周永康が長年本拠にしてきたところです。文中の「3つの白手袋(*黒いカ ネをキレイにする役割のことらしい)」の中味は大変興味深いのですが、残念ながらネットの論議は「東莞頑張れ」の方にいってしまって、この重大なニュース は埋没してしまいました。

    海外ではもっと各種の解説があり、大部分は習近平の「虎退治」は極めて大きな抵抗にあい、騎虎の勢いで振り上げた拳をおろす場所が無く、東莞に目をそらさせたのだ、というものです。これについては私は疑問におもいます。

    2月10日にツィッターで私は「周永康事件が近く最終段階にはいる合図;中石油四川系列腐敗事件、周浜が数人の代理人を通じて儲けている」というの、東 莞については「関心あるのはただ一点。東莞の娼家は二十年以上存在し、全国の最高水準の専門化をとげて十五年になる。なぜ今このとき特別関心をもたれる理 由は何なの?」と書きました。でも、残念ながらこの2ツィートはさっぱり注意をひかずさっぱりRT されませんでした。

    人々は習近平に対する政治勢力の力が強大だと、極めて大きな想像力をはたらかしているのです。電話でわたしと何度も論争した人もいました。財新の文章は 東莞と同日の発表ではないとか、ネットで調べたらわかることでしょうに。それでも頑張るのですね。この背後にある要素は複雑なんですが、わたしの出せた結 論は「人はニュースのなかから自分でも自覚の無いままに自分の願望と相容れないものを捨て去る」ということです。これはコミュニケーション学の大衆の真理 にたしかに符合します。

    《ピンク退治は誰をいためつける?》

    これは段階的なピンク退治の戦果、と総括できます。2月18日にツィッターで「全国のピンク退治のニュースのあとはっきりしたのは習近平がこれを公安部 の大掃除にするためにやった、ということ。娯楽産業の背後には黒(ギャング)白(公安)の両方の支えが必要で、黒白はかならず結託している。各地のピンク 一掃では必ずや袖の下を受け取っている派出所所長の類いがいて、その裏にはさらに治安主管の常務副局長がいて、最後には少なくとも仕事を裏切る正職員がい る」と。

    このツィットが引き起こした討論は、「上層の権力闘争が底辺を犠牲にしている」と現場の女の子達がいじめられるというもの。私はこの種の手入れは始終あ ることで、今回はむしろ大騒ぎした割には逮捕された人はすくなく、女の子達は重点ではなく「女将」以外はすぐ釈放されたわけですし、主要な目標は経営者で あり、黒社会であり、更には「保護の傘」をさしかけている連中だったとおもいます。以下の戦果から当局の苦心の配慮が窺われます。

    報道に依ると2月9日以来、全国で少なくとも8つの省が広東の後手入れをおこない、各地での売春事件は1300件余で、売淫などの活動の刑事事件は 181件、犯罪は73件で逮捕された被疑者は501人、業務停止を命じられた娼家的な業者は2410軒です。全国的なセックス産業の厖大な規模と比べると この程度の戦果は実際には「輝かしい」とはとてもいえません。中国でピンク業界手入れは公安の日常業務ですし、毎回全国の手入れの結果は今回にくらべて小 さいというわけではありません。

    ましてや旧正月の期間で女の子達は郷里に帰っているわけで、娯楽遊技場などは正常営業に入ってない時期です。この時をえらんで風俗営業の手入れを行うのは連座する者を多すぎない様にしつつ、公安系統の大掃除をやれるという規模なのです。

    《中共清家因のスキャンダル抵抗力と周事件の疑問点》

    ここまでおもうままに書いてきたので、中共政権のスキャンダル耐性についても語りましょう。薄熙来が失脚してから中共高層の各種醜聞が次々に暴露されてい ます。もし民主政府ならとっくに内閣総辞職、政権崩壊、国会弾劾モノでしょう。しかし中共は民選政府ではなく、メディアも支配下にありますから、一切の醜 聞を国内にいれないようにできます。腐敗行為に高官貴人がかかわっていても誰をやっつけ誰は見逃すかというのは権力の核心にいる人物の思いのままです。1 月21日にICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)が発表した「中国のオフショア金融報告の謎解明」は永遠に中央紀律委や検察による腐敗事件の参考 チャートになることはないでしょう。

    とはいえ周事件にはまだいくつか疑問点があります。1つにはICIJに資料を提供したのは誰か?一般には「中国のオフショア金融報告の謎解明」は習、鄧、 李、温ら5人の中共指導者の家族の資料しかなく江沢民、曽、周一家の資料はありません。これによって資料提供は周永康と断定する人もいますが、それはこの 資料に周永康の石油系の役人の大量の資料が含まれていたことを無視しています。

    二つ目は ICIJが資料を入手してからなぜ再三、遅疑逡巡していたのか。2013年夏になって世界各国のメディアの記者が分析を開始しました。この猶 予が資金不足のためか或はその他の理由があるのか、ということです。三つ目は中国の新聞機構もこの謎解きに参加していたのですが、途中で下りたというので す。これはどこのメディアのことでしょか。そこから参加した記者はだれなのでしょうか?そして4つ目は周永康は2012年3月19日に中南海クーデタを発 動したというのは本当なのか、”伝説”にすぎないのか?

    以上の疑問について中共の高層は多分はっきり知っているでしょうただ外部には政治的配慮から真相を言わないのだとおもいます。(終)
    拙訳御免。
    何清漣さんの原文は;全国扫黄:打击周老虎的收官之作 2014年02月19日星期三
    www.voachinese.com/content/heqinglian-zhouyongkang-20140219/1854865.html

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