• 周永康事件ー権力と資本の結託の最高見本

    by  • March 2, 2014 • 日文文章 • 0 Comments

    何清漣

    2014年02月25日

    全文日本語概訳/Minya_J Takeuchi Jun

    http://twishort.com/fmQec

    さっぱり中味の分からない周永康事件ですが、とうとう四川の劉漢の「暗黒マネー帝国」の話が最高潮に向かっています。財新ネットが2013年から次々と 暴露している方向からみると周永康事件は「ブラックな付き合いがあった」ことをとがめる方向のようです。所謂「ギャング」とは一つは四川の富豪・劉漢の黒社会の背景、もう一つは今年2月の全国セックス産業の手入れから網にかかった公安系統の”大魚”です。周永康の事件は中共の歴史上「党と国家指導者の暗黒 腐敗」の最初の事件として歴史に記録されるでしょう。周永康親子をめぐる一切は中国の改革以来の権力の市場化の宿命、つまり資源、独占、監督など多くの領 域で公権力の灰色の運営が生み出した灰色の資本による利益集団が最後には国家を乗っ取っるという現象をはっきりと示しています。

    《特徴;その1;一家と国家一帯の”利益イタダキ体制”》

    周永康の家族の後ろ暗いカネの話は中国の官製メディアが暴露した各種の段階からみると、エネルギー、不動産、政界、各省の高官に関わっています。国家計 画と民生のエネルギー部門と週一課の利益の相関関係の人脈はすでに一種の国家と一家一体の「利益運搬体制」を形成してしまっています。

    周永康の麾下の石油一家、四川一家、秘書一家が経済的な力を一番持っていたエネルギー部門と地方政権を掌握していました。その子の周濱は国内ギャングの 世界を縦横に活躍し、手下に自分用の「3組の白手袋」を持ちその中の外戚の米国Laguna.Beachの黄家はブローカーとして外資の設備を中国油企に 売り、中石油(中国石油天然气集团公司)旗下の十数家の省級支社八千カ所のガソリンスタンドの情報管理の大仕事をゲットしました。中旭系の呉兵も多彩な活 躍で、最も人目をそばだたせた業績は中央級の国営企業、五大電力会社のひとつの国電から、大渡河水力発電所をかっさらい毎年電力販売だけでも9億元の売り 上げに達しました。周濱の同窓の米暁東は”皇帝一家”の石油族でその利益の運び屋。周永康が長年やってきた石油系等の中では「一家は天下」「天下は一家」 で区別なく、名目上は「全人民所有」といいながら国家資源はつまり周一家とその家来が好き勝手に手にしたのでした。

    周の系統の石油関係メンバーは深く利益の享受を共にし、中国的特色の百万長者になる方法を余す所無く徹底しています。財新ネットの今年1月3日に発表さ れた「中国石油のHalfaya 油田の暗渠」は中国国営企業の巨頭、中石油が外国でイラク人のダミー会社Hermic(主要管理層は中国人)を使って、この企業は中石油のプロジェクトか ら不断に外注を獲得するサービス会社で、最近3年間では合同の形で総額1.15億米ドルの事業を獲得しました。記事は国営企業が海外で監督無しに利益運び の物語を演じた、と。

    この「利益運び」は当然、中石油の高層が自分の家族に会社の利益輸送を何度もさせているということで、類似の話は不断に起きています。当然、 Halfaya の利益を輸送するのにパイプが一つでは足りません。国際記者連盟はこの1月に「中国オフショア金融の秘密」の報告で英国領バージン諸島の企業に数十社の中 国三大石油国営企業中石油、中石化と中海油に関連のある企業を列挙しています。

    一家と国の一緒にした利益輸送体制は今の中国の国営企業の海外駐在機関が権力者の為のサービスをしていることを表しています。報道によれば周濱が米国留 学中、費用や連絡はすべて中国石油副社長の李華林が一手に引き受けていました。その時は李は中石米国ヒューストン事務所の副所長でしたがこの功績で出世し ました。

    《特徴;その2;黒社会と政府の共同統治社会》

    もし石油族の話が”中国改革”系列の話の「紅色貴族世界へ」編だとしたら、四川省一の大金持ち、劉漢の物語はその「国内渡世編」です。劉は上は権力者か ら下はヤクザと結託し天下無敵の勢いで役所も目を背ける始末で、まるで中国ヤクザ界の最高の理想の姿でした。もっと重要なのは中国のヤクザ文化に”新時 代”を迎えさせた事で、”社会を姦っちまう”という粗野で下品極まる表現は本当に劉漢らが社会と人間の関係に対する見方だったのです。

    中国の任侠文化の堕落はかくのごとしで、誰ももうこの種の草莽の任侠道の英雄が「天に代わって不義を討つ」ことなど期待しないでしょう。四百億元の資金 と30社に全資産を支配する漢竜グループの経営範囲は資源開発、エネルギーリサイクル事業、インフラ設備建設、文化教育、土地開発、商業百貨店経営など国 内メディアによると、2001年劉漢が貴人の御曹司・周濱と知り合って以来、暴力団リストから名前を削除されたばかりでなく、資本運用を通じて急速に産業 を省外から外国に伸ばし鉱業・資本帝国を築き上げました。

    しかしその発祥の地の広漢では劉氏強大はやはりヤクザが本業で、誰もあえて大親分に逆らえないで、現地の賭博遊技場、高利貸し、砂利採取など多くの企業 をやっていました。鉱業部門では希土類や亜鉛、鉛など高汚染で、チベットでも鉱山採掘をしさらに少数民族地区にも微妙な投資をおこなってきました。こうし たことから劉漢は最後には「国際鉱業界の大立て者」になりました。

    劉漢と中国五矿集团公司の商売は中国の今の民間企業と国営企業の商売の『往来』の黒幕です。つまり嘘っぱちの取引の背景の元に民間企業が国営の代わりに 大量販売をおこない、国営企業はそのために低利融資をおこないます。この種の”商い”は当然大量の利権費用を擁しますが、双方にとってみれば互いに儲かる わけです。中国のインフラ検察と不動産商売はおのずと強制立ち退きにかかわりますが劉漢兄弟は「9つの命を持つ」と言われ、誰もがその名前を聞いただけで 震え上がるのでどんな家でも破壊し、どんな土地でも取り上げる事ができました。劉の手下の文香の供述が最もあからさまにこれを語っており「劉漢はカネがあ り、政治的コネもある。弟の劉維は銃があり、手下には殺し屋もいる。だから黒白両方の人間がみな劉漢を怖れ、彼の怨みを買ったら殺されるか官界から失脚す るとおもっていた」「沢山の人間が劉につきたがった。面子がたつし、なんかあってもみな始末してくれるから」と。

    劉漢はこうして四川省の「第二組織部長」或は「地下組織部長」と呼ばれる様になり、多くの彼の蓄財を邪魔しようとした役人は”掃除”されてしまいまし た。漢竜系の発祥は四川省、とくに広漢、徳陽、綿陽市で、中国ヤクザ文化の理想とする「黒社会と政府の共同統治」の理想モデルを実現したものといえるで しょう。四川省には哥老会の文化伝統があり、かって四川の作家・李劼人が描いたその大物達よりも劉漢はさらに大威張りの存在だったのでした。

    《権力と資本の結合の必然的結果。資源独占がチャンス独占になる》

    周永康の官界における足跡は国土資源部、四川省公安系統にあまねく及び、その根は大変深いものです。彼の庇護を求めていた石油グループ、四川グループ、 秘書グループに一群の大金持ち達はいまやまな板の鯉になり、四川だけでも周の腹心の前省委書記・李春城が失脚したあと、成都会展旅游集团の長鄧鴻理事長、 郎酒グループの前理事長・汪俊林が人前から姿を消しました。まさに紅楼夢の「忽喇喇似大厦倾,昏惨惨似灯将尽」(意味は、「ガラガラと大ビルは傾き、灯火 は正に消えんと」、ぐらいかな(・・?)。さすがに岩波版紅楼夢の翻訳までよう調べません、ご勘弁)そっくりの様相です。

    今回、反腐敗がこの中国共産党中央政治局常務委員という(*中国で罪に問われなかった)第一級の「虎」をやっつけた総書記習近平に対する拍手はあまり盛 大なものではありません。長年、現実によって教育されてきた中国人はどうやら、周永康は確かに中共の党と国家指導者が暗黒の腐敗にかかわっていたという一 大腐敗事件ではありますが、べつにこれが唯一無二の事案だとはおもっていないようなのです。

    周永康一家と呉兵の中旭系企業集団、漢竜系のギャング仲間の関係は、ただ”栄えたる世”のもとでの官商ギャング結託の一つの見本にすぎず、まだ燻り出さ れていない連中達の方が周事件よりさらに大きいでしょう。ですから周永康が倒れてもそれはその集団が潰れただけで決して市場化を出発点とした権力と資本の 灰色の姻戚関係がこれで終わるわけではないのです。政治制度が変わらないかぎり、多かれ少なかれ権力者は自らの手中の公権力を利用して子女や妻、親戚や友 人などに希少な資源をゲットさせ転売させて儲けるとかできるのです。

    この公権力を利用、転化して資本にする形態はとっくに中国経済の社会生活の各領域に浸透しており、最後には資源とチャンスの独占状態を形成し、中国人の 暮らしと価値感を深刻にねじまげるでしょうし、中国人の暮らしを絶望的なものにして、中国の未来を失わしめるでしょう。さらに恐ろしいのは官商ギャング結 合の”劉漢”現象は一つだけではなく、中国の富豪番付には大量にこのような商業分野のエリート達が隠れている事です。彼らの存在は深刻に中国の未来に影響 を与えるでしょう。

    もし仮に幸いにも中国が民主化を迎えることができたとしても、これらのエリートたちは自分のいる地方の財富の影響力と人脈を利用して総選挙を支配して、 容易に政治の舞台に進入を果たすでしょう。こうした問題は、もし周永康や劉漢のような連中を社会の土壌から取り除かなければ、基本的には解決は不可能なの です。(終)

    拙訳御免。
    原文は;周永康案:权力与资本灰色结合的顶级版本
    p.tl/d0Ul

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