• ★世界各国の中国依存⑶ 腰抜け欧州連合、  米単独では如何とも… 2020年5月12日

    by  • May 15, 2020 • 日文文章 • 0 Comments

     中国は各国の対中依存経済を締め上げツールに利用していますが、  それは、  相対的に弱い立場の豪州やアジアばかりでなく、  欧州連合(EU)に対しても同じです。 

     EU、  とりわけドイツは中国経済に依存しており、  それが原因で中国に対して低姿勢にならざるを得ません。  新型コロナ大流行の前の中国と欧州の貿易総額は16億米ドルを超えていました。  ドイツの自動車製造業、  フランスの農業や他の産業は、  皆、  高度に中国への輸出に依存しています。 

     そして今、  この時点でも、  EUは中国におけるより良い待遇を争って得ようとしています。  しかし、  この世界に「タダ飯」など存在しません。  新型コロナ流行期間中に、  EUが2度にわたって採った行動から、  中国との関係をみてみましょう。  平常時に欧州が中国にペコペコするのはすっかり見慣れた姿ですが、  唯一の違いは、  たまに、  中国の人権状態に対する批判を口にして、  お体裁を繕うことです。 

     ★2週間に2度も中国に屈服したEU

     今年の4月末と5月初め、  EUの欧州対外行動局は武漢肺炎ウイルス問題で、  2度も北京の圧力に屈しました。  第1回目はすでにEUメディアでも批判されていますが、  5月初めのそれは、  笑われても罵られても、  EUは相変わらず中国にペコペコするという姿でした。 

     第1回目は4月下旬に、  EUの欧州対外行動局が4月21日に発表予定だった武漢肺炎流行に関する報告書でした。  中国が国際的にウイルスを拡散させたと米国を非難して、  中国への圧力を軽減しようとしたことでそた。  フランスの対応の遅れと、  フランスの政治家が世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長を人種差別的な言葉で侮辱したと、  中国が虚偽の告発おこなったことについて言及されていました。  また、  ロシアが不正確な健康情報を流し、  欧米の機関の信頼性を損なうなど、  容赦ない努力をしていることを浮き彫りにしていることにも触れていました。 

     報告書は「中国はパンデミックからの免罪と国際的なイメージアップのために、  世界中に偽情報を流し続けている」として、  「あからさまな手段と隠れた手段の両方が観察されている」と指摘しています。  ロイター通信の情報筋によると、  中国当局者は、  米政治ニュースサイト「ポリティコ」の関連報道から内容を事前に知らされていたという。 

     その後、  中国外務省欧州部の楊暁光参事官は、  報告書発行予定日に北京のEU関係者に連絡し、  「この報告書が記載されている通り、  本日発行されるのであれば、  (我々の)協力に非常に不利になるだろう」と伝えたといいます。  また、  中国の「大きな怒り」を表明し、  EU当局者が報告書を公表することで「他者を喜ばせている」、  この場合の「他者」はEUの外交官は「ワシントン」と解釈していると非難しました。 

     この報告書は、  中国側の介入で公開が遅れました。  また、  24日に発表された最終版では、  中国が「偽情報の世界的な流布を行なっている」ことへの言及や、  中・仏紛争への言及が削除され、  一部の表現がボカされているなど、  原版と発表予定の本文との間に違っていることも明らかになりました。 

     ロイターは、  伝染病の説明をめぐっての世界的な綱引き合戦の一環だとして、  この報告書の紛争を見ており、  EUは、  北京からの貿易譲歩を勝ち取りたいと考えており、  パンデミックが終了後、  双方が深い関係の再構築を期待しているとしています。 

     ニューヨーク・タイムズ紙の記事は、  もう一つの詳細を紹介している。  EUの欧州外交と安全政策の代表であるジョセフ・ボレルの顧問のエスター・オソリオが、  この報告書の発表を延期させたと報じています。 
    欧州委員会委員長‎: ‎ウルズラ・フォン・デア・ライエン
     第2の事件は、  中国日報が5月6日に、  駐中国EU代表団長の郁白氏とEU27加盟国代表の共同書簡を掲載し、  国際社会に北京との一層の協力を促したことです。  しかし、  この手紙では、  元の文章にあった、  中共ウイルスが中国本土で発生し、  その後世界中に拡散したという重要な事実が省略されています。 

     EUの外交・安全保障政策室のヴァージン・バトゥ・ヘンリクソン報道官は7日、  郁白氏の共同書簡修正の決定は、  中共当局からの強い圧力の下で私的に行われたものであり、  その決定はEUの外務省本部に事前に伝えられておらず、  その決定は誤りであると述べた、  と米政治メディアのポリティコが報じています。 

     これを受けて、  ドイツ外務省のノルベルト・レトゲン委員長は、  EUの外務省でこのような問題が2回目に発生したことにショックを受けたとツイートせざるを得ませんでした。  彼は次のように書いています。  “1回目は中共の言い分をEU大使が快く受け入れた。  2回目は、  EUの在中国トップの代表が中共の見直しを受け入れてしまった」と。 

     ★EUの対中国姿勢は、  ドイツの顔色をうかがう

     ドイツの雑誌 “フォーカス “は、  そのウェブサイト上で5月8日に 「中国が煽る “硝煙なき第三次世界大戦 “でヨーロッパは傍観」と題する解説を公開し、  「EU大使が中国官製メディアに発表した文章が検閲されたのは、  新型コロナの危機の下でさらに権力拡大をはかる中国の一例だ」と述べました。 

     しかし、  ドイツのメディアが触れていない点があります。  それはドイツの対中国姿勢が直接EUの外交姿勢に影響することです。  新型コロナ問題では、  中国に大きく経済依存するドイツは、  基本的に批判をしてきませんでした。  ウイルスの起源をめぐって中国がアメリカに責任を押し付けているのを見て、  ほくそ笑んでいます。  とりわけ、  最近発生したいくつかの事件では、  ドイツは二つの着地点を用意しています。  まず中国、  中国がうまくなければ、  EUと協力する、  です。 

    ロ イター通信は4月26日の報道で、  ドイツ緑の党のマーガレット・バウセ議員に対して取材、  ドイツ内務省から文書を入手したことに言及しています。  バウセ議員は、  ドイツ政府に、  中国の外交官が中国の伝染病との戦いを肯定的に評価するように促すために、  ドイツ当局者と接触していたかどうかを質問。  ドイツ内務省は4月22日付の回答書で、  ドイツ政府は中国によるこのような行為を認識していたが、  「連邦政府はこれらの要求に応じなかった」としています。   

     興味深いことに、  ドイツ内務省はこの回答文書の中で、  北京が当時「賞賛」を求めていなかったにもかかわらず、  1月23日から、  ドイツ政府は1中国の流行を封じ込めようとする努力を認めていたと述べています。 

     バウセ議員は、  ルモンド日曜版の取材に「内務省の回答は、  再びドイツ政府が中国問題では、  言を左右していることを明らかにしています。  EUの欧州対外行動局が、  はっきりと中国が新型コロナウイルスに関して、  虚偽の宣伝と陰謀論をふりまいている国だと認めています。  しかし、  ドイツ政府は北京に対する備えすら準備しようとせず、  拒絶しようとしていない」と言いました。  もしこれが本当だとすれb、  ドイツ政府の態度は、  直接、  EUの在中国代表団に影響したことを証明するものでしょう。 

     ドイツの週刊誌「デル・シュピーゲル」が5月上旬にこう報じています。 
    :ドイツ連邦情報局(BND)の情報によると、  習近平氏は1月21日、  WHOのデトロス事務局長との電話会談で、  ウイルスのヒトからヒトへの感染の公表を控え、  世界的な大流行の警告を延期するよう要請したことが明らかになった、  と。 

      その結果、  WHOは何日も沈黙を続け、  1月末になってやっと2019年のコロナウイルス病(COVID-19)を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言した。 

     ドイツの情報機関がこの情報を持っていれば、  メルケル首相などの政府指導者に報告したでしょう。  しかし、  メルケル首相は、  中国が情報を隠していることを非難することもなく、  同盟国にも情報を伝えていませんでした。  中国と同盟国の米国との間で、  彼女が中国を選んだことを示唆しています。 

     ★中国が分断された西側に対処するのは難しくない

     各国が中国の責任を追及し、  賠償の声が波のように起きています。  米国は、  連合して行動する必要性を認識しています。  トランプ大統領は、  現在、  二つの対中国計画を進めています。  一つは、  中国のウイルス隠蔽に対して、  新たな懲罰的関税をかけること。  二つ目は、  世界の工業サプライチェーンの配置を見直し、  過度の中国依存を修正することです。 

     トランプ大統領は、  一貫して製造業を海外から米国に戻せと主張してきました。  今や、  武漢肺炎の大流行は米国に巨大な経済破壊と生命の損失を及ぼし、  米国政府が税濃くのサプライチェーンの行き過ぎた中国依存を修正し、  有効国家に移転する決心を促しています。 

     経済成長・エネルギー・環境担当のキース・クラッハ国務次官は、  国務省が「このプログラムを強力に推進している」とし、  「重要なのは、  どの産業が重要で、  どこにボトルネックがあるかを把握することだ」と述べました。 

     米商務省や国務省などの各省庁は、  委託事業や製造業の中国国外への移転を促進する方法を模索していると報じられており、  税制優遇措置や移転補助金などの具体的な選択肢を検討しているといわれます。 

     ポンペオ米国務長官は6日、  再び中共を鋭く批判し、  世界中で何十万人もの人々が武装肺ウイルスで死亡したことについて、  北京の弾圧と隠蔽を非難。  中共が自由世界と民主主義的価値観を共有していないことに各国が気づき始めていると述べ、  「トランプ大統領が第1段階貿易交渉で言っていたような公正な条件と、  貿易協定の第一段階で互恵性を得ない限り、  共産主義政権との真のウィンウィン関係はない 」と述べました。 

    「中国共産党は自由世界と民主主義の価値観を共有していない 」というのは、  確かに根本的な問題です。  しかし、  各国が本当に「北京を明確に理解しているか否か」「理解したときにどのように行動するか」が問題のカギを握っているのです。 

     現時点では、  米国内でも国際的にも、  共同行動はほぼ不可能です。  ですから、  中国は、  流行の元凶として米国に責任をなすりつけることも、  国際社会を分断して、  これを制することだって可能なのです。  (終わり)

     原文は;何清涟:各国经济依赖中国,欧盟弯腰 美国成独木(3)

    世界各国の中国依存⑴ そう簡単には止まらない 
    ★世界各国の中国依存 ⑵「経済」恐喝にひれ伏した韓国、豪州 5月11日 

    これまでの何清漣さんの論評の、翻訳はこちら

    過去のものはウィンドウズやMacのサファリでは、句読点が中央配置になります。Macのchromeがおすすめです。なお、「拙速」でやってますので誤字、脱字ご勘弁。(電子本の方は校閲して直してあります。多分w) なお、お気付きの点がございましたらお知らせください。ツイッター → @Minya_J。

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