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    ★行き所のない「西洋ゴミ」で分かった中国の”重要性”★ 2018年1月13日

    by  • January 16, 2018 • 日文文章 • 0 Comments

     最近、中国が世界にとっていかに大事な存在であるかが、はっきりわかる出来事がありました。今年の初め、中国は廃プラスチックゴミ、分別していない紙ゴミ、紡績原料クズ、五酸化二バナジウムを含むバナジウム鉱滓など24種類の廃棄物の輸入を禁止しました。これによって、英国、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランドなどの西側国家は、自分たちが毎年100万トン以上の「再生可能資源」と呼ばれるゴミを打ち棄てる場所が無くなったことに気がつきました。中国メディアは、皮肉な調子で、「中国が洋ゴミを輸入しなくなって、西側大慌て」と報じたものです。

     

    ★先進国の身勝手なゴミ処理

     これ...

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    「アラブの春」から7年 — 西側のイラン抗議運動への抑制報道の背景には — 2018年1月6日

    by  • January 7, 2018 • 日文文章 • 0 Comments

     2017年12月27日に爆発的に始まったイランの大規模なデモに対して、西側メディアの反応は、おしなべて2011年の「アラブの春」当時に比べると抑制されたものです。米国のトランプ大統領だけが2018年1月2日のツィッターで「イランのプロテスターが、テヘランの残酷で腐敗した政権に対して、とうとう立ち上がった」と褒め称えていますが、メディアは、基本的にウォッチャーの立場に回帰し、かつてのように全力で反対派を支持するというようなことはありません。

    ★米国政府と西側メディアのイランのデモに対する態度の違い

    1月3日、英国のフィナンシャル・タイムズ紙の社説、「イラン政府は国内プロテス...

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    ★紙幣印刷機が巨額負債解消への「切り札」★2018年1月2日

    by  • January 3, 2018 • 日文文章 • 0 Comments

     中国では毎年12月に中央経済工作会議が開かれ、レポートが出され、来年の政策の方向が示され、その動向が分かります。今回の会議での1番のポイントは、「習近平新時代の中国的特色ある社会主義経済思想」という言い方で、はっきりと今後の経済分野の全責任を習近平が負い、経済政策を担当する総理は脇役にすぎないことが示されました。第二は、経済政策では「重点を掴み、欠点を補い、弱点を強化する」です。工業の過剰生産能力を解消し、通貨供給をコントロールし、最近採られているその他の措置にも言及されましたが、しかし、債務激増問題については、地方政府債務のコントロールが言われただけで、中国企業の近年の大きな借金につ...

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    ★「トランプ減税」が世界に与える5つの影響★ 2017年12月23日

    by  • December 24, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     12月20日、米議会上下両院は、約30年ぶりとなる税制の大改革法案を可決しました。減税や貧困家庭の免税額を引き上げた他に、最も肝心な点は、先進工業国中、一番税率の高かった米国の企業税を35%から21%に引き下げたことです。これは約30年このかた、米国最大の減税法案であり、米国が「世界の中でも税金の安い国」になるということで、世界の主要な企業に対して重大な影響を持ち、とりわけ中国本土と台湾に直接影響します。

     

    ★第一の大きな効果;米国資本の本土回帰促進

    米国減税法案は企業の海外留保利潤に対する1回だけの税金として、米国海外資金の大規模な米国回帰...

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    ★北京の「底辺層人口」追放;秩序と人道の中国的桎梏 2017年12月9日

    by  • December 11, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     今回、北京で出稼ぎ労働者らが「底辺層人口」として追放されたことは、中国内でも国外でも大いに怒りと批判を浴びています。人々はこうした追放措置が、今後その他の中国の大都市に広がり、人道的な災難を引き起こすことを心配しています。中国の底辺層人口は、総人口の8割を占める事実を考えれば、今回の北京の「底辺層追放」の背後にある、本当の原因を真剣に考えるかもしれません。秩序と都市景観の面から、大中の都市におけるスラム街の定期的な、「片付け」は必要だとされているからです。

     

    ★都市のスラム街と政府の良心指数

     スラム街の出現・消滅は、一国の国家能力が強くなる...

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    人間 — 社会モデルチェンジの過程から生まれる”歴史遺産” 2017年11月28日

    by  • November 29, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     拙著中国語版「膿んで崩れず」(邦訳;「中国——とっくにクライシス、なのに崩壊しない“紅い帝国”のカラクリ 」)は、台湾の八旗文化出版から発売され、多くの論評をいただきましたが、残念ながら、一番読んで欲しい大陸中国では、厳重な税関検査によって、持ち込むことが出来ません。本書(中国語版)に序言をいただいたお三方の他では、周末読氏の「未だ誰も指摘しなかったことに気付かされた。『人』が今後の分析の主役になるかもと思わされた」があります。

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    ★ウクライナのTVドラマの滑稽な腐敗⑵★ 2017年9月30日

    by  • November 9, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     ウクライナのテレビドラマ「人民の公僕」は二つの山場があります。16回目と最後です。どちらも喜劇仕立てで笑わせられますが、同時にその後で深く考えさせられます。
     
    ★人は文化の蓄積で作られる

     インフラ建設たんとうの役所内部の深刻な腐敗ぶりに、女性記者のアナは、会見の席上、ワーシリー・ペドロビッチ大統領に対して、「あなたは、当選してから、まるで泥棒たちの親分のようになって、お喋りなったような気がするのですが?」と問いただしました。

     この言葉にワーシリーは、思いのままに心の内を率直にさらけだし、ウクライナ人が、社会人になる過程で、どんな...

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    中国の改革の難しさ — 制度的な構造性 — なぜ「膿んで崩れず」を書いたか(2017年11月3日)

    by  • November 5, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     今春3月、日本で先に発売された、夫の程暁農と私の共著「中国ー膿んで崩れず」(中国:溃而不崩)の中国語版が出版の運びとなりました。日本語版より数万文字増えてるのは、日本の読者は経済状態中心にという希望でしたが、中国の読者は、全方位的に政治経済社会の現状の基礎の上に立って、中国が一体どんな方向に行きたいかを知りたいとの要望があったからです。(写真下が先に出版された邦訳)

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    ★王岐山の去就がなぜ大きな焦点になったのか★ 2017年10月5日

    by  • November 4, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     中共総書記の習近平の執政は間も無く満五年を迎えます。この5年間は確かにハラハラした歩みでした。帝王の座に着く前には、同じ太子党の薄熙来・政治局常務委員で政法委書記だった周永康組と権力争奪戦を演じましたし、帝王の座に着いてからも、明暗様々な反対政治勢力に対して、反腐敗キャンペーンを通じて排除せざるを得ませんでした。ついでに腐敗の極みであった官僚界も大掃除を果たし、なんとか、党・政・軍の三代システムを概ねキレイにして新たな布陣を整えたわけです。しかし、中国共産党第十九回全国代表大会(19大)の開かれる2017年には、諜報機関系統の集団的反抗に遭遇しました。前国家安全部常務副部長の馬建の手下...

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    「陥穽」から20年 — 全て的中した予言 何清漣氏の新著に寄せて  徐友渔

    by  • November 3, 2017 • Uncategorized, 日文文章 • 0 Comments

    古代でも今日でも、国内で生きる者にとっても、国外のウォッチャーから見ても、中国は不思議な国だ。その社会にしっかり的確な論評を加えるのは難問中の難問と言える。まして、その未来や前途を予言するとなると、往々にして惨めな失敗に帰する。それでも、中国論への誘惑は極めて強く、様々な人々が一度はやってみたがった。かくして私たちは、五四運動期に中国を訪れた英国の哲学者 バートランド・ラッセルの「中国问题」や、中国政界の一代の梟雄、蒋介石の「中国之命運」。そして、文化大革命中、恐れを知らぬ青年、楊曦光の「中国は何処へ行く?」を読める次第だ。

    21世紀に入ってから間もなく、世界の目は、ますま...

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