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    ★ウクライナのTVドラマの滑稽な腐敗⑵★ 2017年9月30日

    by  • November 9, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     ウクライナのテレビドラマ「人民の公僕」は二つの山場があります。16回目と最後です。どちらも喜劇仕立てで笑わせられますが、同時にその後で深く考えさせられます。
     
    ★人は文化の蓄積で作られる

     インフラ建設たんとうの役所内部の深刻な腐敗ぶりに、女性記者のアナは、会見の席上、ワーシリー・ペドロビッチ大統領に対して、「あなたは、当選してから、まるで泥棒たちの親分のようになって、お喋りなったような気がするのですが?」と問いただしました。

     この言葉にワーシリーは、思いのままに心の内を率直にさらけだし、ウクライナ人が、社会人になる過程で、どんな...

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    中国の改革の難しさ — 制度的な構造性 — なぜ「膿んで崩れず」を書いたか(2017年11月3日)

    by  • November 5, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     今春3月、日本で先に発売された、夫の程暁農と私の共著「中国ー膿んで崩れず」(中国:溃而不崩)の中国語版が出版の運びとなりました。日本語版より数万文字増えてるのは、日本の読者は経済状態中心にという希望でしたが、中国の読者は、全方位的に政治経済社会の現状の基礎の上に立って、中国が一体どんな方向に行きたいかを知りたいとの要望があったからです。(写真下が先に出版された邦訳)

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    ★王岐山の去就がなぜ大きな焦点になったのか★ 2017年10月5日

    by  • November 4, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     中共総書記の習近平の執政は間も無く満五年を迎えます。この5年間は確かにハラハラした歩みでした。帝王の座に着く前には、同じ太子党の薄熙来・政治局常務委員で政法委書記だった周永康組と権力争奪戦を演じましたし、帝王の座に着いてからも、明暗様々な反対政治勢力に対して、反腐敗キャンペーンを通じて排除せざるを得ませんでした。ついでに腐敗の極みであった官僚界も大掃除を果たし、なんとか、党・政・軍の三代システムを概ねキレイにして新たな布陣を整えたわけです。しかし、中国共産党第十九回全国代表大会(19大)の開かれる2017年には、諜報機関系統の集団的反抗に遭遇しました。前国家安全部常務副部長の馬建の手下...

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    「陥穽」から20年 — 全て的中した予言 何清漣氏の新著に寄せて  徐友渔

    by  • November 3, 2017 • Uncategorized, 日文文章 • 0 Comments

    古代でも今日でも、国内で生きる者にとっても、国外のウォッチャーから見ても、中国は不思議な国だ。その社会にしっかり的確な論評を加えるのは難問中の難問と言える。まして、その未来や前途を予言するとなると、往々にして惨めな失敗に帰する。それでも、中国論への誘惑は極めて強く、様々な人々が一度はやってみたがった。かくして私たちは、五四運動期に中国を訪れた英国の哲学者 バートランド・ラッセルの「中国问题」や、中国政界の一代の梟雄、蒋介石の「中国之命運」。そして、文化大革命中、恐れを知らぬ青年、楊曦光の「中国は何処へ行く?」を読める次第だ。

    21世紀に入ってから間もなく、世界の目は、ますま...

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    ★ウクライナのTVドラマの滑稽な腐敗⑴ ★2017年9月26日

    by  • September 26, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     ソ連邦解体後、連邦に加盟していた諸共和国は、あたふた、おたおたと従来の政治路線変更を行いました。その様子はロシア以外は、中国ではこれまで、ほとんど紹介されることはありませんでした。ウクライナについても、ロシアとの間に300年にわたる愛憎の歴史があるぐらいにしか知られていませんでした。このほど中国に紹介されたAleksey Kiryushchenko監督によるウクライナのテレビドラマ「人民の公僕」は、喜劇の形で、ウクライナの現状を紹介したものです。私はその登場人物、劇中対話や、大真面目でしかも滑稽な話の展開に、社会主義制度を体験した人生の、灰色のユーモアが溢れており、ウクライナの人々の喜...

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    ★「郭文貴ツイッター革命」は、中国の未来の革命の姿を映し出す(3) 2017年9月

    by  • September 21, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

    (5) 今回の「郭氏ツイッター革命」の暴力化傾向は相当に深刻で、文革の言語暴力とほぼ同等。この傾向は二つの方面で体現されています。

     第一に、相当多くの郭サポーターは、単純な「敵味方」の観念を抱いています。毛沢東の「およそ敵が反対するものは、我々は擁護する」、「我に従うものは栄え、我に逆らうものは滅ぶ」といった態度を取ります。「郭ファン」の中には、ならず者的な傾向が大変強く、自分の気に入らない全てに対して、寛容の気持ちが欠如しており、毛沢東の独裁体制が一切の異なった意見を許さなかったのと同様に、寄ってたかって、口汚い言葉の限りを浴びせて攻撃し、その為には手段を選ばないという...

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    ★「郭文貴ツイッター革命」は、中国の未来の革命の姿を映し出す(2) 2017年9月

    by  • September 20, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

    ★今回の「郭ツイッター革命」参加者の目立った特徴

     (1) 習近平・王岐山連合に反対するというこの一点で、官僚も反体制知識人、社会底辺層という3種類の、利益も目標も完全に異なるグループが、暫定的に合流したこと。

     官僚たちは2013年以来の、習・王連合の強力な「反腐敗キャンペーン」によって、郭文貴の言う「家は滅び、人も亡んだ」状態にあります。(実際に死刑になったのはごくごく少数なのですが)、王岐山が粛清され、習近平の「片腕」が切り落とされるのを切望しています。
     一部の反体制知識人は、郭の暴露資料によって、中共の内部権力闘争が起きて、中共政治が動揺...

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    ★「郭文貴ツイッター革命」は、中国の未来の革命の姿を映し出す(1) 2017年9月

    by  • September 20, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     2017年3月、米国を発信地とするツイッター中国語圏で起きた奇怪な「郭氏ツイッター革命」参加者の行動は、毛沢東の文化大革命の際の、「紅衛兵」とそっくりでした。しかし、文革では財産への要求は別にありませんでしたが、この度の、郭文貴ツイッター革命では、文革的要素の他に、「土豪を打倒して、田畑をよこせ」という土地改革運動の要素が一緒になっていましたから、「郭氏ツイッター革命」と呼ぶのがふさわしいでしょう。参加者は、言い出し兵衛の郭文貴を、曲解したふりを装い、どんどん要求を積み重ねて行ったのですが、それは、未来の中国革命もかくや、と思わせるナマナマしいものがありました。私は★「郭文貴のツイッタ...

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    ★”混合経済”で国営企業に”リポビタンD効果”?— 中国企業の国営・私営の関係の変化⑸★ 2017年9月18日

    by  • September 18, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     国営企業がいくら「ゾンビ企業」と化しても、習近平は依然として、国営企業を強化し、強大にしたいのです。この点について、私は、2013年から、もうたくさん文章を書いてきました。今、そうした文章での分析を整理してみても、習近平の今日の国営企業混合所有制改革、企業に対する中共の党指導強化は、別に珍しくもなんともない、基本的には胡錦濤・温家宝の第二期に行った中国政府の国営企業改革の考え方を受け継いだだけのものです。

     ★中国政府の国営企業改革とは

     ボイス・オブ・アメリカ(VOA)などにこれまで自分が書いてきた「国営企業改革」関連の文章は大変多いのですが、そこで重点的...

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    ★”国体”は変わらず— 中国企業の国営・私営の関係の変化⑷★ 2017年9月16日

    by  • September 17, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

    中国共産党第十九回全国代表大会(訳注 : 2017年10月18日より北京で開催される予定)を前に、中国経済政策の最も目立つ変化は、民営資本を、発言権は与えられずに国営企業に参入させられるということです。これでは、時代に逆行だと驚く人もいますが、皮相にすぎる見方です。

     毛沢東時代には一切の私有経済活動を消滅させて、計画経済にしようとしましたが、鄧小平は共産党資本主義の教条主義に固執せず、企業所有制に対して、臨機応変に対処するようにしました。しかし、国営企業が経済の主導的地位を占め、私営企業に対しては、政治的な必要に応じて調整するという点は変えませんでした。この点を理解するに...

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