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    「金融界粛正」から「経済政変防止」へ  2017年6月22日

    by  • June 22, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     中国の政治経済用語で、「金融界粛正」(*金融整顿)はよく見かける言葉で、ちょいちょい登場します。ただ「粛正」される対象が異なるだけです。しかし、「経済政変」という言葉は、2015年の中国株式市場の大暴落後に出現した、もっぱら中国の資本市場で、「雲を呼び雨を降らせる」ほどの巨大な力を振るう資本界の大鰐に対する新語です。その大鰐たちの名簿は内部がしっかり握っていて、外部からは誰のことかをうかがうことはできません。ここでは、資本市場の勇敢な波乗り男たちの今昔と、今年になってなぜ、金融界粛正が、経済政変防止に変わったのかを整理して見てみましょう。

     

    金融界粛正の最中に ...

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    ★米国が脱退した”パリ気候協定”への素朴な疑問★ 2017年6月11日

    by  • June 11, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     6月1日、トランプ米大統領が「パリ気候協定」脱退を表明しました。この決定に対して、米国内の主流メディアや世界各国では、どこも批判的です。「パリ気候協定」は二つの問題に関わっています。一つは、二酸化炭素が過度に放出されると全地球の温度が上昇する。もう一つは、中国と米国は二酸化炭素の世界一、二の放出国であり、当然、重大な責任を負うべきである。だから、今回のトランプの宣言は、「全地球の共通認識」への重大な挑戦である、と批判者は憤懣でいっぱいです。

    理にかなった疑問 : 二酸化炭素は増えるだけなの?

     20世紀から、二酸化炭素の放出量は確かにますます増えています。しかし、科学界は...

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    ★三重の社会不公平が生みだした「ネット革命党」 2017年6月8日

    by  • June 8, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     「郭文貴のツイッター革命」の主体は、実はこの10年来、中国の内外のソーシャルネットワーク(SNS)上で生まれた「ネット革命党」です。はっきりした形はなく、その大多数はみな実名ではなく、「サブ垢」、「別垢」といわれる複数アカウントを使っています。最初は、「08憲章」への署名、そして艾未未の護憲活動を経て、2011年の”中国ジャスミン革命”後に、弾圧されて衰微したものです。

     毎年、卒業した大学生の半数以上が、すぐ失業状態になって、「ネット革命党」の数はますます膨大になっています。大部分が失業または半失業状態の青年(学者の于建嵘が「底辺知識青年」と呼ぶ)が、社会に対して強烈な...

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    ★「郭文貴のツイッター革命」の意味を考える★ 2017年6月4日

    by  • June 4, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

    今年は天安門(六四)事件の28周年ですが、ツイッター上ではまさに「郭文貴のツイッター革命」が進行中です。これは私が2014年に書いた「1989天安門運動は再びおきるか?ー6・4事件25周年に冷静に振り返ってー」(2014-06-13)で申し上げた、「現段階で、中国人の政治認識は深刻に分裂しており、1989年の天安門運動のような共通した要求を持てない。だからあのような何カ月も続く抗議運動が出現するのは不可能だ」という分析が正しかったことを裏付けています。しかし、今年の1月から始まった「郭文貴のツイッター革命」には、中国の未来の革命が持つであろう数々のメタファーが含まれています。郭文貴ファン...

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    ★”李希光現象”に見える社会の緊張ぶり★ 2017年5月29日

    by  • May 30, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     ジョージ・オーウェルの「1984年」は、かつてのソ連の現実を基礎にして書かれた政治風刺小説で、描かれている内容はベラボーな話ですが、でも中国の今の現実たるや、「1984年」よりさらに大ベラボーで、”李希光現象”から、そのビリビリした社会の緊張がチラリとうかがえました。

     

    ツイッターでちょっと小実験

     誰かが、「清華大学の教授・李希光、人民代表大会で、自由な思考禁止を要求」という悪ふざけのインタビューを微信(マイクロブログ)上に掲載し、李希光の口を借りて、中国版の「1984年」を語らせました。その内容がとんでもないものだったので、ネット検索してみたら、これは...

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    ★女子留学生はなぜ、中国で袋叩きに遭ったか★ 2017年5月27日

    by  • May 27, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

    米・メリーランド大学に留学している中国人女学生・楊舒平さんが卒業式で行ったスピーチが、中国で大衆の怒りの標的となって、政府メディアからインターネット上まで、罵声一色となりました。非難が集中したのは、一つは「空気」でした。米国の空気がキレイだと発言したことが、中国の大気の質を貶めた、というのです。二つ目は、「空気がキレイだ」と言ったのは、実は言論の自由のことを言ってるので、これは中国の弱点をついており、中国のメンツを傷つけたというものです。

     気の毒な楊舒平は間違っていません。この問題を論じた文章はみな中国のネット言語が暴力的過ぎることと、中国の青年たちが受けているイデオロギ...

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    ★ホワイトハウスの暗雲★ 2017年05月24日 程暁農 ・何清漣

    by  • May 26, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     最近、トランプ米国大統領に対する一連の批判が、世界各国の注目を集めています。かつてのニクソン大統領時代の「ウォーターゲート事件」を真似て「ロシアゲート」、「秘密漏洩疑惑」、「録音問題」と三つの大事件が引きも切らず発生し、ホワイトハウスの上空に暗雲が垂れ込め、今にも嵐が到来しそうです。中国の「瞭望智庫」(*中国国営通信社「新華社」系のシンクタンク)は3日前に、「トランプの旗はいつまで保つか」(特朗普的红旗还能打多久)を発表して、トランプの地位が深刻に揺らいでおり、弾劾されるかもしれないとほのめかしています。この「黒雲」はどこから来て、どの程度の「暴風」になるのか? メディアによって掻き回...

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    ★北京はなぜ「アリの引越し」式の外貨交換を規制?★ 2017年5月25日

    by  • May 24, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

    中国のメディアの報道によると、7月1日から、中国政府は、毎日1万米ドル以上の国外送金は報告して審査を受けなければならないという新たな「マネーロンダリング規制」を開始します。1カ月前に、中国の外貨事情はやや好転したため、外為管理はやや緩むだろう、というニュースがもたらした喜びは、これでたちまち消えうせてしまいました。

     

    新規制は、「アリの引っ越し」的外貨流出防止

     「21世紀経済」によると、2016年末、中国中央銀行が出した「金融機関の高額取引と、疑わしい取引報告の管理方法」が7月1日から実施されます。新規定では、回数を問わず1日の取引で、5万人...

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    ★「人民の名において」の「悪徳官僚」主人公の人気の秘密★ 2017年5月18日

    by  • May 18, 2017 • Uncategorized, 日文文章 • 0 Comments

    連続テレビドラマ「人民の名において」(「人民的名義」/監督・李路、脚本・周梅森)の放送は終わりましたが、まだその余韻で、色々な論議が戦わされています。最も同情された劇中人物は「漢東省」(*劇中の省名)の公安庁長の祁同偉(チー・トンウェイ)です。その成長、愛情、婚姻、そして手段を選ばずのし上がろうとして、最後に殺人を犯し、自殺するのですが、視聴者の道場が一身に集まりました。自殺する際の、「神様なんぞ糞食らえ」というセリフは、大いに聴衆の共感を得たに違いありません。理由は、単純でもあり複雑でもあるのですが、つまり、大多数の中国人は「中国人の8割は祁同偉と同じだ」と感じ取ったのでしょう。Read more →

    ★北朝鮮の核の脅威の背後の「四カ国演義」★  2017年3月27日

    by  • May 16, 2017 • Uncategorized, 日文文章 • 0 Comments

    北朝鮮の核は米国、韓国、中国に影響し、東北アジアの安全を脅かしています。現在、米国の圧力はますます強まり、挑戦核問題は既に「巻物が開かれ、最後の短刀が姿を現す」(事態が進んで、最後の場面が現れる」)ところまで来ています。「事態が進む」とは、朝鮮の核による恐喝が日増しに勢いを増し、中国ももうこれ以上、無関係なふりをすることが出来なくなり、米国の対中、北朝鮮への圧力も、ますます大きくなって来ていますが、その効果は明らかではなく、韓国は、北朝鮮の核の脅威に対する態度が比較的曖昧なままであること。そして、「最後の場面」とは、各国の手の内のカードが明らかになる日がどんどん迫っていることを言います。...

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