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    ★中米経済戦はガス抜け気味だが、地政学的摩擦は残る★2017年2月26日

    by  • February 26, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     2月23日、米国政府が中国の為替レート操作に関して、発したシグナルはなかなか味わいの深いものです。トランプ大統領は「ロイター」のインタビューに答えて、依然として中国を為替レート操作における「チャンピオン」だとしましたが、米国の財務省長官になったSteven Mnuchinは、「ブルムバーグ・ニュース」などのメディアに対して、財務省が近い将来に中国を為替レート操作国家に指定するつもりはないと述べ、中国側の役人との間には「すでに大変良い話し合いが行われている」と述べました。

     大統領が中国が為替レートを操縦しているという指摘は事実ですし、財務長官が表明したのは米国の関連政策で...

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    ★スウェーデンの秘密 — コード291ファイルとは★

    by  • February 23, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     2月19日、英文メディアがこぞって皆「スウェーデンでは昨晩、事件はなかった」と報じました。私はなんだか変なニュースだなあと思ってググって見てやっと、トランプ大統領が2月18日にフロリダ州のオーランド・メルボルン国際空港の格納庫で行われた集会で「昨夜、スウェーデンがテロ攻撃を受けた」と「不正確な情報を流した」ということに関連したニュースだと知ったのでした。(*日本語ではハフポストが「トランプ大統領、就任1カ月で成果強調 でも「昨夜、スウェーデンでテロ攻撃があった」と偽ニュース流す」と報道したのが代表的。)

     スウェーデン政府も自信満々に米国政府に抗議し説明を求めました。しか...

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    ★金正男暗殺の新たな要素★2017年2月20日

    by  • February 20, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     北朝鮮のトップファミリーの長男・金正男が殺された事件は、世界中で北朝鮮の暗黒政治を糾弾し、事件の中国・朝鮮関係に与える影響や、北京の平壌に対するコントロール能力は一体残っているのかといった点を推論しています。私はこの暗殺事件にある新たな行動組織的要素に注目します。一人のイスラム教徒の女性が自分は、いたずらに参加するのだと騙されて、全然これが暗殺だなどと知らなかったと供述しています。もしこの事件の処理を間違えれば、模倣犯罪を引き起こしかねません。

      
    女性容疑者は「事情を知らず」殺し屋になった

     現在までのところ、金正男暗殺事件ではマレーシ...

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    ★気功師・王林—方術文化と中国政治★ 2017年2月14日

    by  • February 15, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

    (*王林は政界にも多くの信者やファンがいた著名な気功師。弟子の殺人容疑で裁判中だったが、2017年2月10日に死去した。*方術;呪文やお札、祈祷を用いる道術の類)

     近頃、ホットな話題の人物と言えば「王林大先生」でしょうか。王仙人は死去し、吉祥は去り、疑惑の雲がモクモク湧いています。今や王林と華やかな貴顕紳士たちの交友ぶりや、世間を騒がせた数々の出来事、成功物語が次々に書かれています。王林そのものより、こうした術師の大先生が中国にはいつも存在する社会土壌に興味を惹かれます。こうした土壌がある限り、王林大先生がこの世を去っても、また張林先生、李林先生、趙林先生といった大先生が...

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    ★メルケル独首相、こっそりと難民政策を転換★ 2017年2月11日

    by  • February 12, 2017 • Uncategorized, 日文文章 • 0 Comments

     「政府はしばしば嘘で滅びる」 (トマス・カーライル)

     ある種の政治的な知恵は世界では「円熟」と呼ばれますが、ドイツのメルケル女史が最近、品性の円熟の見本を見せてくれました。同女史は一方で高い調子で、トランプ米大統領が1月27日に署名した入国禁止令を批判し、「反テロは特定の国家や宗教から生まれると思ってはならない」と言いつつ、こっそりと難民を早急に送還する16の計画を実施しています。そして欧州連合(EU)はリビアとアフリカ難民を阻止する協議を成立させました。一言で言えば、メルケルは引き続き道徳的には高い陣地に陣取りつつ、難民の泥沼からドイツを離脱させようとしています。Read more →

    ★台湾はトランプにあまり過大な期待を抱いてはならない★ 2017年1月5日

    by  • February 11, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     12月2日、アメリカの新大統領になるトランプ氏が台湾の蔡英文・中華民国総統に電話をかけました。この行動が引き起こした大波の余波はいまだに続いているということは、アメリカの「タイム誌」が彼を「「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選んだのは、実に本質を捉えていたという証明です。タイム誌の編集者のナンシー・ギブズは「「パーソン・オブ・ザ・イヤー」への論評で「一体、他の誰がルールを破壊し、常識を無視し、米国を二つに分裂させ、百分の一の勝率で大統領選に勝てただろうか?」でした。

     ★トランプ・蔡英文電話の大波;ワシントンのエリートが狂った龍をかいならす

     この電話について...

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    ★スーパー白手袋マン・肖建華失踪への推理★ 2017年2月9日

    by  • February 9, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     中国の資本界の大物・肖建華が香港で失踪した(参考;香港の大富豪失踪 中国が送った恐怖のサイン  )ことは様々な憶測を呼んでおりますが、概ね権力闘争と反腐敗キャンペーンに関連づける憶測です。一番多いのは中国の大金持ちの間の不安や、銅羅湾事件の李波(参考;福島香織氏「香港銅羅湾書店の「失踪事件の暗澹」)誘拐と合わせて香港の一国二制度の危機、更に外国メディアは肖建華のカナダ国籍に関連してカナダとのトラブルに言及しています。こうした見方は「中国の大金持ちの不安」は事実ですが、その他は一種の観測にすぎません。

     私はちょっと違う観点からこの事件を見ています。肖建華が「資本マ...

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    ★政府の「ドル呼び戻し」の声、震えあがるのは誰でしょう?★2017年2月6日

    by  • February 6, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     最近、中国のお金持ちの目は、もっぱら富豪の肖建華の香港での”失踪”事件(実は中国政府に拉致された )に奪われて、もう一つ大事な自分のフトコロ具合に関係するニュースを見落としています。それは国家外為管理局の「国内企業の国外株式上場(IPO)後、適時為替決済を現金化し回収するべし」です。郭松・国家外為管理局資本プロジェクト管理局長が取材に応じて言及した、2017年中国が予定される外国為替分野の多方面の改革です。核心は「国外で上場して資金を募集した後は、上場企業は適時資金を回収し、一定の比率で外貨を人民元に替えるべし」の部分です。

     記事にある3条の核心となる内容は全て「コーナ...

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    ★「トランプの米国が”カラー革命輸出”をやめた」お話★2017年02月03日

    by  • February 4, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     最近、中国で騒がれたニュースに「トランプ、米国のカラー革命推進を終わらせ、中国の反体制知識人の糧道が断たれる」というのがあり、それが「うそだ」「ほんとだ」とかますびしいことでした。

     このニュースは当然、本当のことではありませんが、根拠のない話でもありません。多少の色合いはあるのですが、故意に中国政府側によって誇張されています。ここでは以下の三つの問題をはっきりさせたいと思います。

     ① 米国の対中国援助の中にどれほど「カラー革命」の分があるか
     ② 国際的な中国援助と「カラー革命」の関係
     ③米国...

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    ★グローバリズムの大潮流への逆流曲がり角★2017年2月1日

    by  • February 1, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     トランプ大統領就任後、大統領令が次々に出され数々の重要な話題があまたある中で、暫時、イスラム教徒を主要人口とする7カ国からの米国入国禁止が最も人々の注目を集め、これによって全世界的に街頭デモが起きています。一言で現在の世界の状況を表すとすれば「乱」でしょう。この「乱」は長い間、欧米の政界を主導してきた左派政治の「乱」であり、また価値観と利益の根本と、グローバリズムの進展、民主政治の本義、その経路など各方面に関わるもので、つまり、グローバリズムの潮流が逆流の曲がり角に直面しているということです。

     
    根本の乱—価値観が利益に座を明け渡す

     「乱」の最たるも...

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