• 日文文章

    ★「プラごみ王国」— 失われた政府の責任★2017年01月12日

    by  • January 17, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     ドキュメンタリー映画「プラごみ王国」(原題;plastic china) が「国際ドキュメンタリー・フェスティバル・アムステルダム(IDFA)」で新人特別賞を受賞しました。製作者の王久良はこの映画を通じて、中国のプラごみ汚染を一目で分かるような形で世界に見せてくれました。私はこの映画を見て別の問題にも気がつきました。この環境保護産業の資源再生業界で、原料(すなわち業者の言う「洋ゴミ」)の輸入から生産(洗浄・分類)と最後に廃棄物を燃やす黒煙が空を真っ黒に染め上げるまで、全く環境保全への処理がされておらず、高濃度汚染を野放しにするばかりか、中国人の暮らしの中でいたるところに目を光らせている...

    Read more →

    ★米中冷え込みの時期、なぜ馬雲が「民間大使」に?★2017年01月14日

    by  • January 14, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     今回の馬雲とトランプの会談で、若い馬雲が出来るはずもない100万の雇用を米国に作り出すという大ボラでトランプ老を丸め込んだ、といった見方をする人が大勢います。そしてそれがうまくいって、トランプにツィッターで「馬雲と大仕事をする」とか言わせたばかりか、初めての記者会見の席上で唯一名を挙げられた中国人が馬雲だったという結構なお話は、あっという間に世界中のホットな話題となりました。

     
    双方が満足の会談

     当然、米国の中西部の中小企業の生産品や農産物を中国やアジアで売ろうという馬雲とトランプ間でのお話の目標が、全く大変ロングショットであることは知...

    Read more →

    ★トランプ経済学と米中関係★ 2017年1月12日

    by  • January 12, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     トランプの出現の意義は、現代中国における鄧小平の登場と似ています。それは政治上の180度の転換であり、経済上の資本導入への一大努力で世界の構造に影響を与えるのです。ただ、米国と中国の地位は昔と違います。トランプ経済学(トランポノミクス)の影響はたちまち現れ、各国や人々が好まなくても、その反応は素早いものでした。鄧小平の改革開放では、西側各国は中国んお改革開放のために大量の大義名分の世論を準備してから、中国市場に乗り込んみ、その影響が明確に現れたのは十数年後でした。

     
    トランプ主義の基本的特徴は「プラグマチズム」

     トランプ陣営の中で、「ト...

    Read more →

    ★2017年中国経済の最重要劇⑵—通貨の安定維持★ 2017年1月8日

    by  • January 8, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     一般的な状況では中国の政策の戦略的な転換はだいたい毎年の「両会」期間中に起きるのですが、今年は違います。もう元日前から「治安安定維持戦略」に重大な戦略的転換が起きています。政治的な「治安安定維持」が経済のそれに変わりました。その原因には内因と外因があります。そして、従来からの債務、不動産、生産能力過剰などの重大な経済面での問題は皆、今や二の次になって、一番は「通貨の安定」です。

     
    米国と中国国内の圧力がそうさせた

     
     トランプはまだ正式に大統領に就任していませんが、しかしその政策の考え方には世界中が反応し、英米の主流メディアによってバカに...

    Read more →

    ★転換に苦難のメディア、中国では一層厳しく★2017年01月03日

    by  • January 5, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     2016年、中国のメディア界の生存環境は弱り目にたたり目.傷口に塩といった具合で、全世界のメディア界同様、市場の急速な縮小、広告収入の減少、人員削減の嵐の上に、さらに政治的な圧力が加わっています。中国のメディアの生死を決定するのはインターネット時代に必然的なペーパーメディア市場の縮小より、政治的な要素の方がもっと大きいのです。

     
    中国メディアの命運と国際的な背景

     中国メディアの命運は、世界的な背景の中に置いてみる必要があります。でないと、その生存の困難さの背後にある複雑な要素がうまく伝わらないでしょう。

     米国の映画界は伝...

    Read more →

    ★2017年中国経済の最重要劇⑴—通貨の安定維持★ 2017年1月5日

    by  • January 5, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     1月4日、「ブルムバーグ・ニュース」が北京の内部情報をスクープし、中国は為替レートの危険に対する予防策を準備しており、必要な際には強制的に外貨の人民元への両替を行うと報道しました。このニュースは私は全く意外ではありませんでした。2016年12月の中央経済工作会議の重点の一つは「為替決済の弾力性の強化と、人民元為替レートの合理的バランスでの基本的安定」だったからです。これははっきり言えば「通貨の安定」であり、その鍵は為替レートの安定です。中国政府の新年前後のあらゆる対策を概観すると二種類に大別されます。一つは慎重に宣伝工作を進め「戦いに信念を持たせる」、二つ目はコントロールの細かい点をし...

    Read more →

    ★オバマはどんな「政治遺産」を残したか。2016年11月5日

    by  • January 4, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     これは台湾の雑誌の求めに応じて去年の11月、米国大統領選挙の最中に書いたものです。これを書いていた時は、ちょうど大統領選挙の第3回弁論が終わったところでした。3回の討論はつまらないことばかりで、多くの米国人は「今回の大統領選挙には勝者はいない。でも米国が敗者であることは決まりだ」と感じていたのでした。

     
    米国はなぜ敗者になった?

     一般には、今回の大統領選の両党の候補者はスキャンダルまみれで、トランプはセクシュアルハラスメント、ヒラリー・クリントンはメール事件とクリントン基金で道徳性が疑われています。三回の大統領候補同士の討論会では最初の2回は互いに中...

    Read more →

    ★内部告発者を守れる国家には未来があるが…★2017年1月2日

    by  • January 2, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     新年の初日、ウォールストリート・ジャーナルの中国語版ウェブサイトの「セラノス暴露—米国の『太子党』の選択」は読ませる記事でした。中国語の見出しの「太子党」はもっぱら中国語読者の目をひくためで、米国にはこうした貴顕子弟を形容する言葉はまず使いません。英文の見出しは「Theranos Whistleblower Shook the Company—and His Family」(*セラノス—内部告発者の衝撃が会社と、自身の家族を揺るがす」)です。読んでいくうちに、最近「死亡税率」という言葉で中国の企業勢の過重負担を形容したために、当局に呼び出された経済学者の李煒光(*リー・ウェイグアン/天...

    Read more →

    ★2016年の世界(2)—BRICSの剥げた金メッキ★2016年12月30日  

    by  • December 30, 2016 • 日文文章 • 0 Comments

    2016年、かつては国際投資業界から希望の星と見られていたBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南ア)はどこも経済不況におちいり、それぞれ異なった原因のトラブルを抱えています。

     
    ロシア—経済苦境

    ⑴ 

    ロシアがクリミア半島を併合してから、欧米の対ロシア経済制裁は次第に強まって、ロシア経済を不況に追い込んでおり、更にエネルギー供給の構造的変化によってロシア経済は苦境に陥っています。...

    Read more →

    ★2016年の世界(1)—雨風で視界不良とコンセンサス決裂★2016年12月28日

    by  • December 28, 2016 • 日文文章 • 0 Comments

     

    去りゆく2016年はグローバルなコンセンサスの崩壊した一年でした。欧州連合(EU)は雨と波風でお先真っ暗です。ある論評では、英国のEU脱退、トランプ当選に、フランス民主陣営の国民戦線のマリー・ルベン女史 が来年、大統領に当選するならばグローバルな情勢の逆転を意味し、世界は地獄の入り口だと言います。時を同じくして、アジアとラテンアメリカでも災難続きで、「BRICs」のメッキは剥げ落ち、次々に地金が露れています。

    更に重...

    Read more →