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    ★尊厳の欠如—幻影の富では中国病は隠せない★ 2017年5月5日

    by  • May 5, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     たまたま目にした、李静睿(*リー・ジンルイ、女流作家)の「ペストの里の異邦人」(鼠疫里的异乡人)に、ツイッター上で大変有名な何人かの名前に言及しているのを読みました。中共裁判所によって判決の言い渡された弁護士・夏霖(*@xialinlawyer)、長らく入院を強いられている護憲人士の胡佳、牢屋につながれている許志永(*人権活動家。民間公益組織「公盟」共同創設者)です。作者は、こうした「プロテスター」の内心の葛藤を描き出し、最後は、「パラレルワールドは確かに存在する。光が差す側では、むだ話をして、愛情を享受しているが、隠れたダークサイドでは、反抗し、苦汁を飲まされる。私はシャトルのように...

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    ★報道から読む「海航グループ」の後ろ盾の謎⑵★ 2017年5月1日

    by  • May 3, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     「報道から読む「海航グループ」の資本の謎(1) 」では、「海航グループ」の仰天の、1000万元から1900億元への飛躍的発展ぶりを紹介しました。そうなると次の疑問は、「コイが竜になるような大変身には、一体、どんな後ろ盾がいるのだ?」ということになります。それは当然、この十数年来、中国のメディア記者が、特別報道で掘り出そうと努力してきた理由でもあり、その報道から垣間見えます。後ろ盾の謎は、西側メディアは、郭文貴の「海航」関係の暴露資料は直接引用してはいませんが、疑いはますます深まっています。例えば、普段慎重な、「ウォール・ストリート・ジャーナル」も、ついに「海外合併減速せず—海航グループ...

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    ★報道から読む「海航グループ」の資本の謎(1) ★ 2017年4月27日

    by  • May 1, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     「中国海航グループ」が再び、強烈なスポットライトを浴びています。しかし、今回は以前とは完全に違います。以前は、その中心人物の陳峰や、資本計画が「使っても使っても減らない」点に注目が集まりました。が、今回は、郭文貴のせいです。(*習近平の秘密を握って米国逃亡した実業家。元国家副主席の曾慶紅の腹心。参考;福島香織氏;「郭文貴のVOAインタビューを中断させたのは誰か」)。今回、郭文貴は、4月19日のVOAの、中途で打ち切られたインタビューで、公安副部長の傳政華が、郭文貴の家族と従業員を”人質”として、5千万米ドルを要求すると同時に、党中央紀律検査委員会書記・王岐山の家族の蓄財ぶりと、党中央政...

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    ★TVドラマ「人民の名において」に見る中国政治★2017年4月16日

    by  • April 17, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     「歌舞伎の見巧者は見所を理解するが、素人はただ騒ぐだけ」と言います。今年話題の、「反腐敗キャンペーン」をテーマにした中国中央テレビ放映のドラマ「人民の名において」(「人民的名義」/監督・李路、脚本・周梅森)の重要なポイントは、「反腐敗」ではありません。と言うのは、どんなに目盛りを粗くしたところで、2012年以来の中国における「反腐敗キャンペーン」の成果、例えば、軍事委員会副主席の徐才厚・上将の家にあった16億元の現金や、巨大なヒスイの壁といったものを銀幕上に再現して見せるわけにはいかないからです。そんなことをしたら、どうセリフや筋書に工夫してみたところで、結局のところ、腐敗の根源は、自...

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    ★中米スパイ戦米国編—経済・技術分野が主戦場★ 2017年4月14日

    by  • April 14, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

    最近、中国と米国の間で、最も声高に論議されているのは貿易戦争ですが、この戦争は話し合いのテーブルの上で論議されます。これに付随しても、テーブルの上で話し合うわけにはいかないのがスパイ戦争です。4月10日、中国の北京市国家安全局は「スパイ行為の手がかりとなる通報奨励条例」を正式に実施しましたが、これは米国が去年から、継続して行って来た中国側の各種のスパイ(米国政府官僚、軍関係者を含む)摘発と、中国側の米国軍事関係企業への浸透が言われていることに対しての、一種の回答だと見なすことが出来ます。

     

    米国籍中国系スパイの今昔

     米国は開かれた社会で、自国の制度には自信...

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    ★トランプ・習近平会談では何が話されたか?★ 2017年4月10日

    by  • April 11, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     トランプ・習近平会談は無事終了しました。今回のトップ会談の数多いテーマで、当然、最も注目を浴びたのはトランプ大統領の59発のトマホーク・ミサイルの発射意図と、それが習近平に与えた心理的影響です。そして、外の世界が知ることができた成果は、トランプが年内に中国訪問への招待を受け入れた事です。最もあれこれ憶測を呼んだのは、中国の北朝鮮の核の脅威に対する立場であり、米・中両国政府の一番の収穫は、この米中のトップ会談で今後、協力し合う余地が初めて残された事です。

     

    今後の双方の北核問題への行動予測

     報道によれば、フロリダ会談で両首脳は朝鮮問題を何度も話し合ったそう...

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    ★四川の少年惨死事件が見せた中国政治の実情★ 2017年4月6日

    by  • April 8, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     四川省の瀘州で14歳の中学生、趙鑫(ジャオ・シン)君のいじめによる死亡事件では、学校側、警察、地方政府の事件への対応がひどいもので、近年まれにみる社会的事件になっています。この事件の様々な要素は、現代中国の腐りきった政治と社会の実情を、まざまざと見せています。(*訳者注;4月6日、同級生にいじめで殴り殺されたとみられる中学生は、「寄宿舎から転落死したもので、いじめは一切なかった」、と警察・学校側から公式発表され、7日も現地では、民衆と警察の対決が続いていると言われる。;http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/04/08/a1319433.html また、いじめ...

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    ★事、志と大違いの中国人民元の国際化★ 2017年4月5日

    by  • April 5, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     中国はずっと人民元の国際化推進を願ってきました。国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR=加盟国の準備資産を補完する手段として、IMFが1969年に創設した国際準備資産)の通貨バスケット入りをその出発点とみなしていたのです。ところが事志に反して、2016年10月に正式にバスケット入りは果たしたものの、最近IMFが発表した「各国外貨準備高構成」では、はっきりと人民元国際化の夢と現実の距離が極めて遠い現実をみせつけられました。指標は人民元の国際化の二つの肝心なデータが、上昇するどころか下落しており楽観を許しません。

      

    人民元は備蓄通貨として不人気

     国際...

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    ★王石の深圳「万科」が「国有化」されて★2017年4月2日

    by  • April 2, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     3月30日に、「『万科』国有に。CEOの王石は庁長官級待遇で」というニュースがネットに流れ、一年以上もめ続けた万科集団の経営権をめぐる株式取得争いは「宝能投資集団と恒大集団がカラスのように万科を狙っていたら、背後から『深圳メトログループ』がトンビのようにさらって行ってしまった」という状態に終止符が打たれました。「万科という美味しい肉は、もう手を出せない存在(国営)になった」という論評が出ました。(*「万科」;中国一の不動産会社、中国本土で最大手の住宅デベロッパー)

    王石の選択

     「庁長官級待遇」という王の新しい肩書には別に実質的な意味は、大きなものではありま...

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    ★不動産の売れ残り解消—政府の巧みな販売技術の正体—★2017年3月30日

    by  • March 30, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     最近、中国各地の政府が相次いで、不動産購入制限令を発し、国内は嘆きの声で一杯です。胡馬という人の「絶望メール」と題して、「500万元握りしめても、北京では家が買えないよ〜」という嘆き節が大人気を博し、アモイや北京などの不動産転がし客が同様の苦境を訴えています。中国人は、こうして今、恐慌を来しているわけですが、分かってないようです。それは、こうして一つづつ、人為的な不動産供給不足を作り出す中で、政府がまんまと、一、二線級都市の過剰不動産を、うまいこと”他人の子供を身ごもった女と結婚する男”のような庶民に売りつけるのに成功したのです。(訳注;胡馬の書き込みは、北京のホワイトカラーが、500...

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