• 日文文章

    東も西も「SNS恨み節」合唱へ  2017年3月20日

    by  • March 20, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

    3月19日、ロシア下院議会は、「VOA」、「CNN」、「自由欧州放送局」、「自由放送局ロシア語放送」はロシアの法律を遵守しているかどうかについて調査を命じました。同時に、欧州連合(EU)の多くの国が総選挙を迎える今年、ドイツ、フランスなどでは現在、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「フェイク・ニュース」を規制する法律案を準備しています。これは無情にも滑稽な姿です。各国の制度も、エリートの権力の源も異なるにもかかわらず、SNSの引き起こした批判に対する悩み方たるやそっくりなんですから。

     

    中国とロシアは水も漏らさぬ体制へ

     中国と...

    Read more →

    ★米の海外援助費削減が引き起こす国際政治のピリピリ★2017年3月18日

    by  • March 18, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     トランプ政府の2018年度予算案の重点は軍事費増加と海外援助と環境保護費の削減です。この予算案の狙いは米国のハードパワーの増強です。オバマ政府が大幅に削減(軍備縮小)させ、ソフトパワーを重んじたのとは正反対です。一部の民主党議員はこの予算案は保守派の幻想に過ぎないとして、議会で法案阻止する動きです。

     海外援助によるNGO活動は、米国政界の主流と被援助者によって積極的な支持を受けてきました。しかし、NGO活動の舞台たる現地では、例えば中国やロシアといった国では、こうした組織に打撃、抑制を加えてきており、米国国内ではその効果や影響力に対しての疑問が高まっていました。特に一部...

    Read more →

    ★朴槿恵の悲劇—全ては「キングメーカー」が原因で★2017年3月15日

    by  • March 15, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     1年以上の「朴打倒運動」の結果、3月13日に、韓国憲法裁判所はついに朴槿恵(パク・クネ)を罷免を宣告しました。憲法裁の李貞美(イ・ジョンミ)所長代行は、古代中国の法家・韓非子の名言「法を道とすれば、今は苦しいが長い目でみたとき利益がある」という言葉を引用し、法治主義の実現を強調しましたが、それでもこの事件の強い政治的色彩を拭い去ることは出来ませんでした。韓国がこの点を正視できるようになるのは10年〜20年後かもしれません。

     朴槿恵に関連する資料を整理して読んでいくと、結局がっかりするような結論に達してしまいます。朴槿恵が政界に入ったその日から、成功を納めた時までしっかり...

    Read more →

    ★地下共同溝建設—投資先の「老牛」再登場★ 2017年3月11日

    by  • March 11, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     少し前の中央経済工作会議が列挙した「経済重点施策」に比べると「政府施策報告」の方には一つ余分に「都市の地下に2000km以上の総合共同溝を建設し、水害に弱い都市を解消した「海綿都市」建設3年行動計画」というのが付け加えられています。つまり、今年の政府投資はこれまで通りインフラ建設を基礎にするけれども、その重点は地下に移すということで、かつてのような表面上のカッコよさを重んじて、地下の配管工事をおろそかにして、水害に弱い都市を作ってしまったことに対しての大規模な軌道修正を図ろうというものです。

     

    「老牛」再登場のサイン

     私は中国政府の投資がこの「老牛」にま...

    Read more →

    中国の「グローバル・ガバナンス」の仮想と現実 2017年3月9日

    by  • March 8, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

    李克强首相は2017年の政府の施政報告書で、「積極的にグローバル・ガバナンス改革と改善を推進する」ことに言及しました。「グローバル・ガバナンス」という言い方は、中国指導層が様々に異なる場面で何回か使用しましたが、政府施政施政報告書で使われたのは初めてです。これは形式的で中身の無いお役所言葉のように見えますが、本当の意味は中国の西部新疆ウイグル自治区に対する統治強化宣言です。

     

    中国が「グローバル・ガバナンス」と言い出した背景

    李克強は、「国際・地域問題における責任ある国として、中国は世界の平和と発展のために建設的な役割を果たし、重要な貢献をしてきた」と報告...

    Read more →

    ★米中ともに「製造業振興」へ。だが、勝者はどっち?★ 2017年3月6日

    by  • March 5, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     2月28日、北京で開かれた中央財経指導小組第15回会議では、2017年の重点項目が提出され、過剰生産能力の解消、金融危機の防止と制御、不動産業界の健全な発展の促進など去年の政策がそのまま受け継がれ、新たに提起された政策はは「製造業の振興」でした。まるで偶然の様に、米国のトランプ大統領の経済発展政策の青写真も、製造業の振興が一つの柱になっています。

     世界中でGDPが10兆米ドルを超える国は米中両国しかありません。米国がナンバーワンで中国がナンバー2ですが、両国がどちらも「製造業振興」に力を入れて歓迎したがっている国際資本は、東西両半球を見渡して、どちらに靡くでしょうか?<...

    Read more →

    ★中米経済戦はガス抜け気味だが、地政学的摩擦は残る★2017年2月26日

    by  • February 26, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     2月23日、米国政府が中国の為替レート操作に関して、発したシグナルはなかなか味わいの深いものです。トランプ大統領は「ロイター」のインタビューに答えて、依然として中国を為替レート操作における「チャンピオン」だとしましたが、米国の財務省長官になったSteven Mnuchinは、「ブルムバーグ・ニュース」などのメディアに対して、財務省が近い将来に中国を為替レート操作国家に指定するつもりはないと述べ、中国側の役人との間には「すでに大変良い話し合いが行われている」と述べました。

     大統領が中国が為替レートを操縦しているという指摘は事実ですし、財務長官が表明したのは米国の関連政策で...

    Read more →

    ★スウェーデンの秘密 — コード291ファイルとは★2017年2月23日

    by  • February 23, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     2月19日、英文メディアがこぞって皆「スウェーデンでは昨晩、事件はなかった」と報じました。私はなんだか変なニュースだなあと思ってググって見てやっと、トランプ大統領が2月18日にフロリダ州のオーランド・メルボルン国際空港の格納庫で行われた集会で「昨夜、スウェーデンがテロ攻撃を受けた」と「不正確な情報を流した」ということに関連したニュースだと知ったのでした。(*日本語ではハフポストが「トランプ大統領、就任1カ月で成果強調 でも「昨夜、スウェーデンでテロ攻撃があった」と偽ニュース流す」と報道したのが代表的。)

     スウェーデン政府も自信満々に米国政府に抗議し説明を求めました。しか...

    Read more →

    ★金正男暗殺の新たな要素★2017年2月20日

    by  • February 20, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

     北朝鮮のトップファミリーの長男・金正男が殺された事件は、世界中で北朝鮮の暗黒政治を糾弾し、事件の中国・朝鮮関係に与える影響や、北京の平壌に対するコントロール能力は一体残っているのかといった点を推論しています。私はこの暗殺事件にある新たな行動組織的要素に注目します。一人のイスラム教徒の女性が自分は、いたずらに参加するのだと騙されて、全然これが暗殺だなどと知らなかったと供述しています。もしこの事件の処理を間違えれば、模倣犯罪を引き起こしかねません。

      

    女性容疑者は「事情を知らず」殺し屋になった

     現在までのところ、金正男暗殺事件ではマレーシア警...

    Read more →

    ★気功師・王林—方術文化と中国政治★ 2017年2月14日

    by  • February 15, 2017 • 日文文章 • 0 Comments

    (*王林は政界にも多くの信者やファンがいた著名な気功師。弟子の殺人容疑で裁判中だったが、2017年2月10日に死去した。*方術;呪文やお札、祈祷を用いる道術の類)

     近頃、ホットな話題の人物と言えば「王林大先生」でしょうか。王仙人は死去し、吉祥は去り、疑惑の雲がモクモク湧いています。今や王林と華やかな貴顕紳士たちの交友ぶりや、世間を騒がせた数々の出来事、成功物語が次々に書かれています。王林そのものより、こうした術師の大先生が中国にはいつも存在する社会土壌に興味を惹かれます。こうした土壌がある限り、王林大先生がこの世を去っても、また張林先生、李林先生、趙林先生といった大先生が...

    Read more →