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「政治的粛正追放方式の反腐敗は危機を招く」への私見

Posted on August 8, 2014 By 何清涟 No Comments on 「政治的粛正追放方式の反腐敗は危機を招く」への私見

何清漣

2014年7月30日

全文日本語概訳/Minya_J Takeuchi Jun

http://twishort.com/joWfc

周永康事件が遂に発表された中で二種類の論議があります。ひとつは周永康は「ただの大虎」か「虎の王様」かという点です。もうひとつは「政治的な腐敗撲滅」の前途への懸念についてです。これについて私の考えを述べます。

▼周永康は「大虎」か「虎の王」か?▼

これが粛正型の腐敗摘発でしたから周永康は「虎の王」か「普通の大虎」かはまだ進行具合をみきわめなければなりません。双方のゲームの最後に決まることです。ここではまずこの2ヶ月に起きた事をみてみましょう。中央紀律委の楊暁渡副書記が「今後の捜査の重点は重要な地位にいる役人」と語った5.26公開談話から、習近平の政治局6.26講話の「三つの要点」までです。

三つの要点(香港大公網『反腐敗は名前を問わず、自分の棺桶を用意して』参照)。この間、NYタイムズが6月四日に中国の大金持ち・肖建华が習近平の姉の齐桥桥の株を購入(*をバラしたのが)キーになる要素です。(参考;http://urx.nu/aAZI)

習近平はこのとき初めて徹底的に中共政治哲学の奥義「政治闘争は生死の問題、相手に容赦すれば自ら墓穴を掘る」を悟ったのでしょう。父親は昔「劉志丹事件」に連座して酷い目にあったのですが、習近平はまだ幼くてその意味が本当にはわかってなかったのでしょうね。

7月29日、新華ネットは周永康の重大な紀律違反問題を立件審査するというニュースを発表してのち、人民網刊のネット評論に「”大虎”周永康打倒は腐敗撲滅の終点ではない」を掲載し、周永康は「最後の大虎」ではないことを明示しました。これは香港の中共メディアの「大公報」7月25日報道の「習近平、腐敗撲滅の決意堅く、肩書きがなんだろうと居ればいるだけ捕まえる」を想起させます。このニュースでは、習近平は6月26日の政治局会議の席上で 腐敗撲滅について3つの点を述べ
「一に、どれほど肩書きがあっても捕まえるべきは捕まえる」「次に我々を今に酷い目にあうぞ、と脅かそうとする連中に『誰が怖いもんか』と、かって朱鎔基は100の棺桶を用意して「99を腐敗分子に、最後の一つは自分用」と語ったが我々はまさにそうした勇気を必要としている」とし「第三に中央が各地の腐敗に反対するのに前任地でも容赦なく。私は福建、浙江、上海で任にあったがこれらの地方も他の地方と同じである」と言ったと。

三つ目は注釈が必要です。
習近平総書記は確かに上海にいましたが僅か一年で、去る時は党中央入り(*上海市党委書記から第17期党中央委員会第1回全体会議(第17期1中全会)で党中央政治局常務委員にまで昇格するという「二階級特進」)がわかっていましたから、上海での任期は通り雨程度。ですから上海は歴任した地方というより、「江沢民の裏庭」です。微信ネットの情報に「中紀委が上海に入ったとたんに王宗南がつかまったこれは黄埔区の副区長で陳良宇(*元上海委書記・市長、失脚)の十兄弟の1人で有能で酒飲みで、多くの指導者が彼を庇っていた」とあり、まずこの王を上海の腐敗撲滅の最初にやり玉にあげたのは王岐山のこだわりを示しています。

これまで独自のニュースソースを誇っている財新ネットは早くから準備していた重要ニュースとして「周永康の紅と黒」シリーズを発表し、重要なニュースを明らかにしました。
⑴にはじめて薄熙来と周永康と関係を証明し、周が薄熙来の重慶モデルを極力支持していたこと。
⑵ 周永康は2013年12月に監禁されたこと。
⑶「四面埋伏打老虎(まちぶせして虎退治)」の“你懂的”(*「お前わかるな」かな?)なかでもっぱらこの二年間の腐敗撲滅戦略をかたっており、興味のある人は詳細に研究すべきです。

ここには一点だけいいますと、この内容はいわゆる関連の「流言」は「事態を先取りした予言」で、多くが当局が意図して流したものだということです。当然、現在の権力の座にある者に不利な内容で、たとえば「中国オフショア金融の秘密」 (http://urx.nu/aB7g )やブルムバーグやNYタイムズの一連の報道で、大部分は現政権のライバルが各種のパイプを通じて流したものです。

というわけで、周永康は「虎の王様」ではなく、まだ山の森の奥深く棲む「超級の大虎」がはたして再び反抗の動きをみせるかどうかをみなければなりません。6.26談話は現在、党内に伝えられるといわれ、「肩書きに無関係にやっつける」という意味は「お前等、誰でも反対する奴は目にモノを見せてくれる、こっちは矢も鉄砲もあるんだ」ということ。そして「誰が誰を怖れる?」「棺桶」ははすなわち習近平がすでに「腐敗退治」は自分の命と一家の命運がかかっており、完遂するのはきわめて困難な仕事で自分が非常な決心をしなければならないことがわかっている、ということです。

▼政治的粛正後の結果についての心配は各人各様▼

汚職撲滅の政治的粛正はその幅が大変幅広く、これはたしかに改革開放以来初めてで人々を不安にさせています。ただこれらの人々の心配は人によって違います。少数の反対派人士は中共の寿命を延ばすのでやらない方がマシと。しかしこれはいささか時代遅れの愚かしい見方で「文革」時の「海瑞官を罷める」の中の「清官は欲張り官より悪い。なぜなら清官がいるから人々は騙され、統治をながびかせるのだ」みたいな考え方で軽々しく同調できません。

ネズミはもう世間の至る所を喰い荒らし、赤ん坊の耳鼻手足まで齧る始末で人々が生き残る術は殆ど残っていません。別の力が掃除してしまうまえに自分達でちょっとはキレイにしようというのはネズミに好き放題させておくのよりはマシです。更に政治的な目的の粛正だからこれは腐敗撲滅とはみなせない、という人もいます。これは「習近平の「反腐敗」は何故、「孤剣」か?(http://urx.nu/aBj5)で書きましたが江沢民、胡錦濤時代の政治利益集団の共同山分け制ができている以上腐敗退治をする以上はこの両政治集団を必然的に粛正することになります。

現在もし習近平が独裁的な腐敗退治をやらなければ、実は他に有効な手段などないのです。なぜなら中国の裁判所や検察庁系統はとっくに腐敗の極みの域に達しているからです。もし政治的粛正を嫌って腐敗退治に反対するというのなら、それはまず自分の利益に関係していて中共政府に腐敗退治という政治道徳の最後の一線を放棄せよというものですし、二つには習近平が政治少数集団の傀儡でありつづけこれまで通り美味い汁を分け合いたいというものです。

さらにもう一つの見方は現在の強力な反腐敗活動は党内の分裂を深刻化させ、それぞれに危機感をつのらせており成功も失敗もみな心配のタネになる、と。この見方は二つの点をみのがしています。その一つは胡錦濤時代には「9匹の竜(中国共産党中央政治局常務委員会委員=最高決議機関メンバーの数)」体制でしたがとっくに利益分裂の構造はできあがってそれぞれが自分の分け前を齧って、管轄部門とその家族の間で「一家と国の利益一体輸送体制」ができていました。いま習近平が腐敗撲滅で利益集団を粛正しても分裂の終で加速にはなりません。

次にこの見方は明らかに中共政治が本来共産党専制と中国式の「帮会(中国マフィア)文化」の混合物だということを無視しています。中国では朝廷だろうが民間だろうがみな「帮」派なのです。帮会文化は中国人の骨髄にしみ込んでいます。帮会の政治的特徴は利益が一切に優先します。勝者は王となり事の是非などはどうでもよろしい。

中共の歴史を例にとれば、不断の政治的粛正で最高政治権威を維持することが集団内部の力を集中する手段です。中共の党史は11回の路線闘争を強調していますが、その多くは党の最高指導者の地位をめぐる争いでした。闘争の哲学に深く通じている毛沢東は闘争の哲学観を「天と戦う愉しみ尽きず、地と戦う愉しみ尽きず、人と戦う愉しみ尽きず」と言ったほかに、「闘」の政治的意義を「戦えば前進、戦わざれば後退」「戦わざれば崩れる」と述べました。共産党が現代的な意味での政党に変身を遂げていない以上、この種の革命党の闘争哲学は延々と続きますし内部闘争は常態なのです。違いと言えば毛沢東時代は闘争は政治的理由でしたが、江沢民からは時代の進化とともに「腐敗撲滅」が内部闘争の理由になりました。

▼歴史に鑑みる;英国薔薇戦争の政治的意義▼

粛正された側から言えば当然恨みつらみがあります。ただその理由は「外の奴だって腐敗してるのに、なんで俺だけがやられるんだ?」です。しかし腐敗行為の深刻さ、金額、度数、社会に与えた危害からいえば”無実’などではありませんね。ですから彼らが恨むべきはこの人間性をいつまでも破壊しつづける制度です。この制度は中共が一切の権力を独占し、いかなる社会からの監督も拒絶し禁じるので、役人はしたい放題に権力を利用して金銭を強奪するのです。役人の昇進も相対的に公平といえる公開競争ではなく、権力の登攀ルートはブラックボックスだらけです。ですから中共の堅持する闘争哲学は全ての参加者に対して安全に退場する機能を与えませんし、勝てば丸儲け、負けたらこてんぱんに辱められます。最後になぜ腐敗撲滅が政権転覆に至ることはないか、という点について私の考えを述べます。

通常の状況下では政府が転覆するのには3つの要素がからまっています。

❶トップ層の権力闘争が深刻なとき
❷統治者と人民の間の矛盾が異常に深刻なときで、後者が生存が困難で反抗してもしなくても死ぬというような、陳勝・呉広(秦末史上初の農民反乱)が反抗を選んだ様なケース。
❸外敵の侵入、です。

中国の現段階では高層の権力闘争は激烈ですが、その一派が倒れるだけで政権全体が倒れるところまではまだまだ遠い状態ですし、内部的には毎年20万余の小さな反抗がありますが強大な鎮圧能力のある中共からみれば皮膚の疥癬程度です。

外部にも大敵はいません。東海や南海の波風はもともと中国側が能動的に仕掛けたものですし、習近平が米国国務長官ケリーの「3つのやらない原則」を受け入れてこの小波も暫くは平静になるでしょう。ですから所謂政権転覆説は現在の段階では心配するにはあたりません。

最後に、みなさん英国歴史上にえんえんと無駄な戦いを続けた薔薇戦争をみてください。プランタジネット家傍流のヨーク家とランカスター家は結局どちらも亡び、大量の貴族は互いに殺し合うなかで戦死したり処刑されました。新興貴族とブルジョアジーの力がこの機を利して成長し新たに開かれたテューダー朝のもとでの立憲政体の支柱となったのでした。(終)

拙訳御免
何清漣さんの原文は;“政治清洗式反腐导致危机”之我见 http://www.voachinese.com/content/he-qing-lian-20140730/1968385.html

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
付録;なお、この日(2014/7/31)の何清漣さんのツィートと、冯正虎氏のツイ文をひとつずつですが、以下に今の状況への参考に記す。

何清漣氏ツイ文;現代の社会民主革命は中産階級が主導したばあい、概ね成功します。中国はすでにその点を逸しました。当局は中産知識階級の憲政要求を厳しく弾圧し、メディアを支配し、農村自治の試みも破壊しました。残るのは都市貧民窟化。都市の自治も困難。どうしようも無し。RT @HeQinglian:
现代社会的民主革命,凡以中产为主导的,基本都成功了。中国已经错过了这个节点,当局对中产与知识界要求实行宪政的声音严重打压,严控媒体,选农村做自治试点坏了自治名声。往下走到城市贫民窟化这一步,城市自治也会很困难。没办法

冯正虎氏ツイ文:ひとつの地域に一件の訴えを立案もせず裁定もしないサボリ事案がありそれが糾されないならそれはそこで法律が生命力を持たず司法が公正でないということ。温首相の「公正な手続きがなければ公正な結果は保障できない」というとおり。RT @fzhenghu 一个地区有一件既不立案又不裁定的司法不作为案例发生而得不到纠正,这就标志着法律在这个地区没有生命力,司法是不公正的。正如前总理温家宝先生说:“没有程序的公正,就很难保证实体公正和结果公正。

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日文文章 Tags:何清漣, 周永康, 政治粛正, 腐敗撲滅

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